ユジャ・ワンがまた炎上気味な件

人間には笑いが必要ですが、どういうたぐいの笑いが許されてどういう笑いが許されないのか、というのは時代とともにかわってきますし、国や地域によっても変わってきますよね。いやしかし若い頃はテレビでお笑いの番組一生懸命見たけど最近は見ないな。

アメリカって笑いとか、かなり難しいような気がしませんか。ぼんやりとしますよね。いろんな人達が入り混じって生活している国だから、誰かが面白がることでも他の人にとっては不快でしかいないかもしれない。そういう、何というのでしょうか、笑いにとっての地雷とでもいいましょうか、そういうものがあちこちに転がっているような気がする。

関係ないけど最近読んでちょっとびっくりしたんですが異性を4秒以上不必要に眺めただけで「はいセクハラ」とか言われるらしいです。なるほど。

ユジャ・ワンが先日カーネギーホールでお友達のイグデスマン&ジョーとともに開催したギャグコンサートは少なくともニューヨーク・タイムズ紙の批評家は気に入らなかったみたい。先週出た記事を読んでなんとなく数日間もやもやしてたんですが、もう一個記事が掲載されたり、それをノーマン・レブレヒトも採り上げたりしたので、やっぱみんなもやもやしてんのかなと思いました。

ニューヨーク・タイムズ紙の批評はここにあるので読んでみてください。その次の記事はこれです

性差別、人種差別的なイメージがあったと書かれているんですよね。ユジャ・ワンを指して「めちゃホットだぜ!」とか「甘酸っぱいチキンの香りがする」(ユジャ・ワンが入った箱のことを指して)とか「メイドインチャイナだ!」、とか、まあ別にいいのと違う?みたいに(多分ですけど)個人的には流してしまうんじゃないかなと思うような内容が問題になっている。

公演(というかショー、って言ったほうがいいのかな?)自体が面白かったかどうかは、行っていない人間に語る資格がないのはわかりますが、そもそもギャグ満載の公演だという事は来場者も理解して行っていた、と思うのですがそうでもないのですかね。

カーネギーのシリーズだから、と深く考えずに普通のコンサートを期待して行って衝撃を受けた、というような人もいるんでしょうか。そのような人たちが反応している?いやそれとも単に部外者が面白がって騒いでるだけ・・・?