ユジャ・ワンの衣装問題が沸騰しています。先週アメリカのオーケストラと共演した際に来た衣装が、ギリギリまでのスリットが入ったものでした。
この写真をオーケストラがFacebookに投稿、Classical Music HunorというFacebookページがそれの投稿をシェアしています。
それをシェアしたClassical Music Humorのページ
このClassical Music Hurorのシェアに、今このブログを書いている段階で6000近いいいね!がついていることがわかります。
驚くべき反応。しかも大多数はユジャ・ワンを擁護している。「何がいけないのか」というわけです。コメント欄をみても、擁護しているのは男性、女性で偏りはなさそうでした。
もちろん、いけないと思う人もまだ一定数いるでしょう。でも、今までのクラシック音楽の演奏家の衣装はあまりにもコンサバティブで、変化に乏しく退屈でした。それをぶち壊す破壊者が現れたのですから、喜ぶべきことだと思います。
(蛇足ですが、日本の女性演奏家も、キャバクラのような格好はもう辞めにして、ユジャ・ワンのような路線ではなくても、もっと時代にあった衣装を考えてはどうでしょう。ユジャ・ワンの衣装は露出度は高いですがキャバクラみたいな、というのからは一線を画している)
ユジャ・ワンの音楽は受け付けない、という人も、特にコアなクラシックオタクと呼ばれる人たちの中に少なからずいることは知っていますが、彼女の技術力の高さと、その技術をパフォーマンスとして聴衆に見せられる力は図抜けており、誰も無視できない。
今後もユジャ・ワンに期待したいです。21世紀の大ピアニストとして記憶されるべき偉大な存在へとなりつつあることはもはや疑いがない。ユジャ・ワンはどこまで我々を連れて行ってくれるのか、楽しみです。