フランス、ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジーク賞2016授賞式

ヴィクトワール賞とも略されることもある、大きな賞の授賞式が昨日、ありました。フランスのアカデミー賞ですね。

今年のソロ器楽部門は、ベルトラン・シャマユが獲得しました。確実に名声を高めている素晴らしいフランス人若手ピアニスト。めでたい!

N響にも来ましたが、この人には「うまいな」と思わせられます。ラヴェルが好きだと言っていますが、シャマユの演奏はラヴェルにもぴったりあうと思います。最近リリースされたラヴェルの録音のプロモーション映像がこれ。うん、よさそうです。硬質で(ラヴェルにぴったり!)変な粘りとかもなくて、キリッと締まっている感じ。

ぜひ日本でラヴェル全曲演奏会とか、ラヴェルの音楽での演奏会をして欲しいですね。今後に期待。

ところで、全然関係ないですが、昨日の授賞式で、昨年のロン=ティボー国際で最高位(1位なしの2位)に入賞したイギリス人ピアニストのジュリアン・トリヴェルヤン君(ヤンとつくからアルメニア系なんでしょうか)がシューマンの協奏曲第一楽章を弾いている動画がありました。指揮者はソヒエフ、オケはトゥールーズ・キャピトル管。

これ、ピアノの位置が演出上なのかかなりオーケストラと離れている上、空中なのかなんなのかピアノの周りをカメラがブンブン飛び回っていて、これはちょっと気になるだろうなあ、弾きにくいだろうな、と人ごとながら思ってしまいました。ピアノの蓋も外されているし。(冒頭からして結構オケとずれています)まあ、この賞はクラシックだけの賞ではないですし、テレビのショーですからしょうがないですね。

Julian Trevelyan interprète Schumann – Victoires 2016

Julian Trevelyan, piano, interprète le « Concerto pour piano en la mineur, op.54, Allegro affettuoso (extrait 1er mvt) », composé par Schumann, accompagné par l’Orchestre National du Capitole, direction Tugan Sokhiev.Les Victoires de la Musique Classique 2016

Posted by France 3 on 2016年2月25日