武満徹公演まで、あと3日!

いよいよ公演まであと3日。

ただいま、お客様にお配りするプログラムを作成中です。プログラムにはプログラム・ノートと呼ばれる文章がついているものですけれども、それについて悩んでいます。曲目について高橋さん以上に知っている、という人は会場にはいないでしょうし、なまなかなことは書けないな、と思っています。トークの時に曲についてお話があるかもしれませんし。

なので、ちょっと悩んでいます。

その他、忘れていることはないでしょうか。公演の準備というのはいろいろとありますけれども、何をしなければならないのか。確かにもうチケットは完売しています。しかし、だからと言ってうっかりしていますと、当日のハンドリングで失敗して痛い目にあいます。

我々には高い(?)プロフェッショナル意識が求められているのであります。

たとえば今度の公演は自由席なので、開場時刻のかなり前から大勢の人たちが、自分の好みの座席を求めてお越しになることが予想されます。なので、早目に来たお客様たちをどのように整理するのか、は一つの課題です。「適当に放置」というのが一番いけません。皆様あっという間にフラストレーションがたまり、怒号が飛び交う美術館となるでしょう。そんな事態は避けなければなりません。

また、出演者と、簡単でよいのですが、段取りの打ち合わせも必要です。今回は終演後にトークがありますから(当初の予定では後半の演奏の前にトークという予定でしたが、終演後に変更となりました。ご了承下さいませ。)、トークに移る際にもたもたしていますと、なあにやってんだあいつら、とまたお客様のフラストレーションが溜まります。

脱線いたしますが、先日、とあるオペラを観に行きました。なかなか楽しんだのですけれども、最後のカーテンコール、そこの段取りに落ち度がありまして、舞台上がごたごたしてしまいした。カーテンが降りてくるの、来ないの?・・・え?俺らお辞儀するの?しないの?という感じの、間の良くない瞬間が発生してしまっていました。出演者一同が舞台上で戸惑っている。思わず出演者苦笑い、みたいな。

これは運営する側にしてみればちょっと痛い、ですね。客席もすこしだけ居心地が悪いですね。今度の日曜はその意味では大きな問題は発生しないと思いますが、気をつけなければ、と思いました。

そんなわけで会場にお越しになる皆様、公演だけでなく、裏方のオペレーションもチェックしてみてください。うまくいっていればよし、行っていなかったら・・・・やれやれ、と村上春樹みたいにため息をついて下さい。あ、あれを忘れていた!という事象、コンサートでは本当に発生するものなんですよ。