チャイコフスキー国際コンクールが参加者の募集締切を延長

チャイコフスキー国際コンクールからのアナウンスによれば、現在参加者募集中でしたが、その締切を延長する4月5日まで、ということだそうです。

6月に開催されるコンクールなのに、およそ2ヶ月前まで募集していて大丈夫なのか。参加する方も大慌てで準備しないといけないね。というわけで逡巡しているあなた、そう、この文章をいま、つまり2019年3月12日火曜日の午後とか夜とかに読んでいる、そうでなくとも3月中ぐらいまでに目にした若い音楽家のあなた!あ・な・た!!・・・そう、これを読んでいるからおそらく日本人でしょう、そこの日本人のあなたっ!!あなたにも参加できるチャンスが、ある!

さあ、いざゆかんロシアへ!勇気を出して、参加ボタンをポチられんことを!!

募集延長の公式ニュース:
https://tchaikovskycompetition.com/en/news/231.htm

募集要項(英語です。英語できない人、頑張って読んで。これぐらい読めて理解出来ないと参加しても現地で右往左往することになるぞ!!):
https://tchaikovskycompetition.com/en/about/conditions/

というか、どうして延長なのでしょうね。普通に考えれば参加者が足りないからでしょう。ソ連の威信をかけて始まったこのコンクールももはや斜陽なのか。参加者が集まらないって、どういうことでしょう。

噂によれば、少なくともピアノ部門は一次予選の参加者の数が大幅に狭められるのではないかとのことなのですが、それでも集まっていないのだとすればこれは由々しき事態のように思われます。もしくは、さらに勘ぐってみますと、とりあえず開催できるほどの人数は揃っているが、自分たち(主催者側、もしくは審査員団)が思うほどレベルの高いコンテスタントが集まっていない、という事も考えられなくはない。「参加して欲しいと思っている有力候補が渋っている、説得にはもう少し時間がかかりそうだ。だからとりあえず延長しとくねっ!」ということも想像できる。・・・ああいろいろと想像できてしまう。いやはやロシアだなあ(なんじゃそりゃ)。

あるいはピアノ部門の問題ではなく、もう少しシンプルに、今回からスタートする木管、金管部門で人が集まっていないのかも?ということなのかもしれません。

部外者の我々にはただ想像することしかできないのですが、コンクールがつつがなく実施されることを祈念しております。

・・・と、ここまで書いて確認のためもう一回コンクールのサイトを見てみたら、あれ?文字情報が増えている?もっとシンプルに「延長します」だけだったはずなのにこんな情報が。あれれ?私の勘違いだったのかな?私、大丈夫かな。

Due to the growing interest of applicants and the growing number of applications in the last days before the application deadline the Organizing Committee of the Competition has decided to extend the term for submission of applications for participation in the XVI International Tchaikovsky Competition until 05 April 2019, inclusive.

As of today, over 1200 applications for participation in the XVI International Tchaikovsky Competition have been received which exceeds two times the number of applications for the previous Competition (in 2015, 623 applications were received).

Please be reminded that in order to participate in the preliminary screening you have to complete the online application at the Competition official website www.tchaikovskycompetition.com.

参加申込みが締め切り直前に激増したので、コンクール組織委員会は締切を4月5日まで延長することにしました。今日までに1200人を超える参加申し込みがありました。これは前回(2015年の623名)のほぼ倍に相当します。予備審査に参加したい人はオンラインで申し込んでね。

https://tchaikovskycompetition.com/en/news/231.htm

うおお。1200人も来てるの。どういうことですかねこれ。オンラインで申し込めるから気楽にみんな申し込んじゃうってことですか?記念受験?いいのそれで?それでデッドラインを延長?うーむ、ますますもってその理由がよくわからない。

参加費は200ドルだから、人数が増えたからと言って劇的に金銭的に助かるというわけではないですかね。600人が1200人になったら600*200=120000ドル。1千万円強程度か。あ、けっこう足しになりますね、爆発的に増えたというわけではないですが、お金がほんのすこしだけ足りないのかな。じゃあ参加費でまかなっちゃえ!という風に考えたとしても、ありうる。予備審査が大変になりますけど、経歴ざっと読んで録音も一人2分ぐらいでバサバサ切っちゃえばそこまで大変じゃないよね。・・・いやそれでも大変そうな気がするけど。

やっぱロシアすごいわ、という結論になりますね。適当すぎる結論ですいません。