グリゴリー・ソコロフ。日本に来ない巨人ピアニスト。いつの日かまた日本に来て欲しいと思うのはピアノのコアなファンならだれしも思うところでしょう。しかし状況は極めて悲観的だと、繰り返し伝えられていて、先日もとある情報から聞いたところによると、日本に来る意志は今現在も全くない模様です。
ソコロフを聞きたければ、ヨーロッパに来なさい。それが合い言葉であるよ。ソコロフを聞くならヨーロッパ。ヨーロッパに行けば、ソコロフに会える。ああ、きいてみたいものだ。
あまりに期待しすぎると、期待値が高くなりすぎ、実際に聴いたときにがっかりしてしまう可能性もあるのだが、ソコロフならそんな心配は無用であろう。それほどまでに期待値を裏切らない天才(のはず)。それがソコロフ(のはず)。
しょうがないのでアジアの東に住む我々は、ソコロフの映像をのみ観て嘆息するよりないのだ。金曜日の今夜も、ソコロフしながら日本酒を飲もう。
16歳で、チャイコフスキー国際コンクールに出たソコロフが弾いたラ・カンパネラが聴けるよ。
これはチャイコンがちょっとだけ聴ける。これで優勝したんだよ。
長いのが観たい人はラフ3どうです?音は悪いけど(あと髪型がやばめだけど。これかつらじゃないんだよね。)ちなみにソコロフはもう協奏曲も弾かないことにしているんだぜ・・・。テンポが遅めなのも悪くない。
最近の演奏はどうです?イタリアのリサイタルの隠し撮り。
でもやっぱり最後はこれ。ソコロフならこれは絶対に外せない。ティックトックショック。この演奏の模様は「ソコロフ・ライヴ・イン・パリ」というDVDが出ているので絶対買って聴いてね。下の動画はそのコンサート映像ではなくて、楽譜とセットにしたものだよ。
楽譜見て「簡単そうじゃん」と思ってしまったあなたはピアノの前に座ってこの曲を弾いてみて、地獄へ落ちてください。死ぬほど、いやむしろ死ぬより難しいから。
えーなんでなんで?まだ分からない愚か者なあなたのため、一応ティックトックショックの楽譜へのリンク、貼っておくね。
http://ks.imslp.net/files/imglnks/usimg/e/ec/IMSLP128601-WIMA.a398-Couperin_18eOrdre_Le_TicTocChoc.pdf
我こそはと思う強者ども、上のリンクへ行け!いざピアノに向かってみれば、全ての謎は氷解する。