今年はロシアの偉大な作曲家アレクサンドル・スクリャービンが亡くなって100年です。それを記念して日本各地でスクリャービンのコンサートが・・・・行われていません。あまりスクリャービンは日本で人気がありません。同じくアニーバーサリーを迎えたシベリウスの曲がせっせと演奏されているのとは別です。ピアノ・ソナタは10曲しなかなく、CD2枚で充分収まる長さですので、コンサートでも(ちょっと長くはなりますが)採り上げられてもいいのかも?とも思うのですが、意外に採り上げられていない。
ネットで検索してもせいぜいこれぐらいしか出てきません。
掛谷勇三というピアニストがトッパンホールで4月10月と二回に分けた演奏会
http://www.geocities.jp/yuzopiano/concerts/2015/2015title.htm
小金井で10人のピアニストでやった全曲演奏会
http://www.proarte.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=1456
ご存知武蔵野市民文化会館が1日でやる全曲演奏会(イリヤ・ラシュコフスキー)
http://www.musashino-culture.or.jp/eventinfo/2015/05/scriabin10.html
なるほど。
そもそも、スクリャービンのピアノ・ソナタ10曲を全て録音しているピアニストは、どれほどいるでしょうか。ほとんどいませんよね。
・・・・と思って調べ始めたら出るわ出るわ。アムラン、アシュケナージ、ウゴルスキ、アレクセーエフ、オグドン、ルース・ラレード、ボリス・ベルマン、ホーカン・アウストボ、アンナ・マリコヴァ、マイケル・ポンティ、マリア・レットベリ、ウラディーミル・シュトゥーペル、ベルント・グレムザー・・・。一瞬でこれだけ出てくるということは、本腰入れたらもっとすごい数が出てきそうですね。
つい最近、CDをリリースした若いアルメニア人女性ピアニストがいます。Varduhi Yeritsyan(ヴァルドゥイ・イェリツィアン 1981- )。日本には一度ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで来日経験があるようです。YouTubeにCDの予告編が上がっています。
そこについたコメントには、「ずっと待ち望んでいたような演奏のような気がする」とありますが、果たしてどうなんでしょう。
明日彼女についてもう少し切り込んでみます。