ミケランジェリがショパンのスケルツォ第2番を弾く動画でも見て雨の金曜日をやりすごしましょう。1962年の映像なんで41歳か42歳です。ミケランジェリ、全く身体がぶれないし、表情も変わらないから、好き。コンサート関係者はミケランジェリ嫌い、っていう人も多いかもしれませんが、こうやって安全地帯でYouTubeを眺めているだけならOK!
ミケランジェリのスケルツォ第2番と言えば、あの、例のファー!ミレラファミレラファミレラってところ、何度もでてくるじゃないですか(分かる人限定な話題で申し訳ありません)。
あの最初のファー!がミケランジェリは必ずオクターブなんですよ。いつでも、何度でも、オクターブ。どうしてなんでしょうね。何か思うところがあったのでしょうね。そうじゃなきゃオクターブになんかしないし。なお、最後、コーダの部分は楽譜通りファファー!とばらして弾いています。
初めてグラモフォンのCDを聴いたときにえっ、と思ってそのまま、ずっとそのままなんですが、なんでか知っている人がいたら教えてください(丸投げ)。最後の跳躍は、やや安全運転気味ですが、これ絶対に外れないだろう、という素晴らしい安定感。
そういうわけで今日は憂鬱なので、これだけ。残響ゼロでも素晴らしい演奏は素晴らしいのだ(ピアノに対する要求はものすごく高かったとは聞きます)とだけ書きまして、それではまた来週。ごきげんよう。