アルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクールのファイナル実施中

アルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクールのファイナルがイスラエルで行われています。medici.tvでライブ配信がされているのでピアノファンはチェックしてみてください。(ちなみにアメリカ大陸ではモントリオール国際もやっていますね。大きなコンクールがあちこちで・・・。)

どちらも結果を楽しみにしたい。

ルービンシュタイン国際コンクールのファイナルの課題を見ていて思ったのですが、室内楽1曲+協奏曲2曲と、これってかなりヘビーですよね。

まあでも考えてみれば2次予選で室内楽、3次予選で古典協奏曲、本選でロマン派協奏曲という感じよりかは、気分的に楽でしょうかね?のびのび準備&演奏できそうな気もしますが、実際のところはどうでしょうね。コンクールにのびのびもくそもないか。

さすがにそういうことなのでファイナルに一週間かけていますよ。こういうスケジュール。いやこれ、長いファイナルですね。

5月5日 室内楽(3人)
5月6日 室内楽(3人)
5月8日 協奏曲1(6人)
5月10日 協奏曲2-1(3人)
5月11日 協奏曲2-2(3人)

- 室内楽は
Mozart Quartet in G minor, K. 478
Mozart Quarter in E flat major, K. 493
Beethoven Quartet in E flat major, Op. 16
Brahms Quartet No 1 in G minor, Op. 25
Brahms Quartet No. 2 in A major, Op. 26
Brahms Quartet No. 3 in C minor, Op 60
Schumann Quartet in E flat major, Op. 47
Fauré Quartet No. 1 in C minor, Op. 15
Dvorák Quartet in E flat major, Op. 87

- 協奏曲1はモーツァルト後期~ベートーヴェンの1番2番

- 協奏曲2は通常のコンクールでファイナルに指定されるような曲が並んでいます。より詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。

http://www.arims.org.il/rules-regulations/

うん、結果発表まで楽しみにしましょう。

ところで、以下蛇足。ルービンシュタインって、ピアノを弾ける有名な人が歴史上に3人いますよね。一般的に一番知られているのがアルトゥール・ルービンシュタイン、それ以外にニコライとアントン・ルービンシュタイン。後の二人はロシア人で兄弟。

コンクールも、アルトゥール、ニコライ、アントン、それぞれの名前を冠したものが存在しているのでややこしい。

もちろん、一番大きいのはこのアルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクールでしょう。過去の優勝者にはダニール・トフィフォノフとかアックスとかオピッツとかがいます。

ニコライの方のコンクールはスーパー優秀で、ジョセフ・レヴィーン、バックハウス、バルトークとかが優勝or入賞してるんですよ。まあ100年以上前の話ですがね、、、。今あるニコライの方のコンクールは、少なくとも今はまだ、それとは比べ物にならないレベル。

以上、蛇足でした。