金曜日なので、今日は動画でもお気楽に見て過ごしましょう。
ピアノ協奏曲の新しい形?ねもねも舎はあまりピアノのよきフォロワーではないのでこれが新しいのか、以前からわりとある形なのか、あるいは歴史的に正しいのか、知らないのですが。すいません、だれか詳しく知ってる人いたら教えて。
とりあえず2012年の演奏。ピアノはベザイデンホウト、指揮はガーディナー。オケはコンセルトヘボウ管。きりっとしていていい演奏。下の動画は切り抜き。ちょっと見て気に入った人は是非全部聴いて下さい。
全曲はここにある:
https://www.concertgebouworkest.nl/en/beethoven-piano-concerto-no-2
しかしこれちょっと不安になるな。指揮者がピアノの中に吸い込まれないかなと。ついついひやひやしてしまう。ガーディナーがピアノの中に突っ込んだらそれはそれで、すごい絵になりそうだ。
会場はアムステルダムのコンセルトヘボウです。
しかしピアノをあそこに置くことにはどのような意味があるのでしょうか。こう置いた方が響きがよかったから?指揮者とピアニストのアイコンタクトが取りやすいから(こんなに真正面だったらなんか気恥ずかしいけれど)?ソリストとオーケストラの対決ではなく、ソリストはオーケストラに内包される、という意味合いを強く出したいから(ベザイデンホウトは通奏低音的な動きもしていますし)?
たぶんどれかですがよく分からん。そういや最近ガーディナーは日本に来ていませんねなんでだろうね。
蛇足になりますが、舞台上で聞く響きと、客席で聴く響きは全く違うんですよ。だから響きのバランスを聴くために指揮者はリハーサル中、時々客席に降りたりもする。ほら、例の、ハンブルクに新しく出来たエルプフィルは、客席では大変素晴らしい響きがするそうですが、オーケストラ奏者にとっては地獄のようにひどい響きらしいです。面白いですね。
蛇足を続けますが、コンセルトヘボウという言葉はオランダ語でコンサートホールという意味ですよ、気をつけて下さいね。英語で会話している時にはコンセルトゲボウ、と言うと通じやすいかと思います。
それでは皆様良い週末をお過ごし下さい。