ローラン・カバッソさんが言っていたのですが、韓国はアジアのラテン系、らしいです。
確かに韓国人は情熱的です。韓国人に知り合いが、いますか?私はいます。私は韓国語がわからないので、英語でコミュニケーションをとるのですが、彼らは日本人なら絶対に口にしないようなことを平然と言います。
たとえば君は男前だね、とか、君はロマンチックな人だね、とか私は韓国人からいったい何度言われたことかわかりません。うふふ。・・・いや、喜んでいる場合ではなかったですね。言葉がどうこうではなくて、こういうことをスラっと言える韓国人のメンタリティはすごいなと思います。
控えめな日本人は、こんなに感情的な言葉はめったに口に出しません。
コンサートでもそうです。韓国でコンサートに行ってみてください。終演後のブラボーの声とスタンディングオベーションはびっくりするぐらい激しいですから。
控えめな日本人は、こんなに感情を表に出しません。
クラシック音楽も、感情の発露です。構成がどうとかいうのは別問題として、感情をいかに表現するかという部分も多いのです。なので、こんなに感情的な韓国人がクラシック音楽界で躍進しているのもよくわかります。
エリザベート国際ピアノコンクール2016の出場者が発表されましたが、群を抜いて多いのが韓国人ピアニスト。82人の出場者のうちなんと24人が韓国人。29%です。多すぎます。
その次がアメリカ10人、日本も9人で3番目につけてはいますが。もちろん、数が多ければいいのかというと、もちろんそうではないですが、でも、韓国とクラシック音楽コンクールとの相性はいいようです。これからもまだ韓国の時代は続くのではないでしょうか。
82人のリスト(PDF)。ピアノファンならよく知った名前もありますねー。
http://www.cmireb.be/Concours2/documents/candidates_QEC2016_march29395.pdf
スケジュールは以下の通り。
First round : 2 to 7 May
Semi-final : 9 to 14 May
Bozar
Final : 23 to 28 May
Laureates’ concerts : as from June
今年一番のピアノの国際コンクールであることには間違いがない。楽しみに待ちたい。