ピアノのレッスンはみなさん大嫌いだったかもしれませんが、小さな子どもにとってとても効果があったという研究報告がTIMEのウェブサイトに掲載されていました。この報告はアメリカの名門、マサチューセッツ工科大学の神経科学者によるものですが、かいつまんで報告してありますので詳しいこと(難しいこと)が苦手なねもねも舎にも理解できたよ。
http://time.com/5322121/music-lessons-language-learning/
For the study, researchers sorted 74 Mandarin-speaking Chinese kindergarteners, all of whom were either 4 or 5 years old, into three groups. One group took three 45-minute piano lessons each week, one group got the same amount of additional reading instruction, and the final group did neither.
After six months, the groups showed no significant differences in general measures of cognitive ability — things like IQ, memory and attention span — but the piano group had distinguished itself in one key way.
Even compared to their peers in the extra reading group, children who took piano lessons were significantly better at distinguishing between spoken words that differed by only one consonant, Gabrieli explains. (Both the piano and reading groups performed better than the control group at differentiating between vowels.) This, he says, suggests that piano lessons affect a crucial and complex element of language processing.
つまり、4歳か5歳の幼稚園児を3つのグループにわける。1つ目は週に3回、45分のピアノのレッスンを受けさせる。2つ目のグループは同じ量の本を読むレッスンを受けさせる。最後のグループは何もしない。
6ヶ月後の結果として、3つのグループともに、基本的な認識能力(IQ、記憶力、あるいは集中力の持続時間など)に大きな差は出なかった。しかし、ピアノのグループは一つだけ際立った違いがあった。
本を読んだ子たちと比べても、話される言葉の違い、特に子音の違いを聞き分ける能力が非常に長けていた、のだそうです(子音が一つしか違わない言葉を聞き分ける能力が高かったそうです)。ピアノのレッスンが言語習得の複雑な過程において決定的な役割を果たす可能性がある。
・・・・と言うことだそうです。いやあ、ピアノを勉強すべきいいモチベーションになりますね!さあ子供にピアノを学ばせよう!(形から入っちゃう典型的日本人の私)
いや、ピアノに限らず、楽器の演奏能力に長けた人は言語能力にも長けている、そんな漠然とした印象を持っていますが、これからはグローバルだ!英語だ!ということであれば、英会話教室に通うのも一つの手だが、小さなときからピアノのレッスンを受けさせるのもまた一つの手である。
以上、マサチューセッツ工科大学からの報告を伝聞でお伝えいたしました。英語うまくなりたいから自分も今からピアノ練習しに行ってきます(今さら遅い)。