えっ、ピアニストなの?何か弾いてみせてよ、と言われたら

ピアノが弾けるの?何か弾いて!!・・・これはピアニストが最も当惑する質問の一つだと思います。なぜか。人によって理由は様々でしょうが、、、。私の場合、実はそんなに弾けないから、というのが個人的なものです。

いやいや謙遜しないでくださいよ、ほらほら、弾けるんでしょう?と言われることもあるんですが、でも本当に許してください。指がつって弾けないんですよ。みなさんが思うほどには弾けないの、許して。音大出てたって弾けないんすよ。普段全然練習してないし持ちネタもないし。

ふーん、、、そっか。気まずい空気が流れているのがばりばり分かる。話題が変わってなんとか一息をつくわけですが、その場の微妙な緊張感は最後まで消えることがなく、全員がなんかもやもやと当惑することになる。

ピアノが弾ける、、、ってなんなのでしょうね。と禅問答のような酸っぱいような自己嫌悪のようななんとも言えない気分へと突入。

そう、この質問は、される方も、する方も、結構つらいものがあるので、口にされない事をおすすめいたします。

じゃあ、この手の質問をついうっかり受けてしまった時にはどうすればいいのか、最良の回答が、クラシックFMというラジオ局のFacebookページに出ていましたので、喜び勇んで貼り付けたいと思いました。

コメント欄に強気な人もいました。これも参考になるかも。

配管工:音楽家なんだろう、何か弾いてよ。
音楽家:配管工なの?シンクが水漏れするの直してよ。
配管工:お金出してくれるなら。
音楽家:だよね。

しかしこの回答でも、なんかもやもやっとしたも気分は残りますよね。感じ悪いこいつ、と思われるような気もする。

というわけで、正解は、上のウサギだと思いますよ(正解と言っていいのか)。