日本には内田光子がいるじゃないか。
内田光子は、日本を代表するピアニストです。いやむしろ世界を代表するピアニストです。
アメリカ、オーハイ音楽祭のことを知っている方はあまり多くないかもしれません。いや、私もつい最近知ったんですが、ロサンゼルス近郊のオーハイOjaiというところで開催されている音楽祭です。
どこだろうということで地図を見てみますと、ロサンゼルの北西、サンタバーバラとの間ぐらいですね。
現代音楽がメインの音楽祭ですが、お客さんはかなり入っているという噂。もともとはアメリカのザルツブルク音楽祭を目ざして作られたそうですが、気がつけば現代音楽の音楽祭になっていたとか。なるほどなるほど。理想は現実とは遠いね、っていうか、普通は逆だろ。って思うんですよ。現代音楽の音楽祭にしたくて普通の音楽祭になっちゃうっていうのが現実ではないかと。
普通の音楽祭のつもりが現代音楽の音楽祭っていうんも珍しいですよね。しかも会場は・・・屋外なんですよ。うっかりアシカショーとかやっちゃいそうな感じの、屋外なんですよ。しかしここに集まる音楽家は、かなりメジャー。サロネンとかラトルとか、ピーター・セラーズとか、本当にメジャーな人たちなんです。
そこのディレクターに内田光子が選ばれたというニュースがありました。発表があったのはアメリカ時間の昨日、2016年2月9日火曜です。おめでとうございます！！ディレクターといいますが、何年もやるわけではなく、毎年違う人が選ばれます。ディレクターが中心になってプログラミングがされる。
今回発表になったのは2019年から2021年までの音楽監督。2019年はバルバラ・ハンニガン（ソプラノ歌手）、2020年はパトリツィア・コパチンスカヤ（ヴァイオリン）。内田光子は2021年！！ってまだ5年も先ですが。
2021年は音楽祭の75周年らしく、その年に選ばれたのは栄誉あることです。たぶん。ちなみにピアニストで内田光子の前に監督を務めたのはレイフ・オヴェ・アンスネスで、2012年のことでした。
http://www.ojaifestival.org/mitsuko-uchida-2021-music-director/
うおっしゃ！2021年にオーハイ、みんなで行こうぜ！遠いけど。
