昨日はツァハリアスのケースをお知らせしたわけですが、この度はマルク=アンドレ・アムランのケースをお知らせしたいと思うわけです。
アムランの場合は以下の動画をご覧ください。といっても、演奏中に携帯が鳴る動画ではないです。インタビューに答えている動画です。あと、携帯着信音をベースに作った自作のワルツを弾いて見せています。
そう、アムランは、有名な「ノキアトーン」と呼ばれる、ノキアの携帯の着信音をベースに曲を書いているんですよ。アムランのコンサート中にこの曲が鳴ったかどうかは不勉強なので知りません。
日本ではついに一度も有名になれなかったノキアの携帯ってヨーロッパでのシェアはすごく高かったんですよ。ノキアトーンがヨーロッパには溢れていたわけで、コンサート中に鳴ることも多かったんですよね。はい。よくネタにもされている。
この動画の中でアムランは、携帯が演奏中に鳴ると、自分はいいのだが、聴衆に対して申し訳なく思う、と語っています。自分の集中力は途切れることは殆どないそうです。ツァハリアスの場合、完全に自分の集中力も切れたので演奏をとめましたが、アムランは切れないと。(アムランにも例外もあるようですが。)
しっかりと音楽が身体の中に入っていれば、集中力は途切れることがなく、必ず道は開けるそうです。
いやはやさすがです。それにしても後ろの楽譜の膨大な量はどうです。すごいっすな。どういう順番で並んでいるのか、気になるところ。日本人なら立てて並べると思うんですが、欧米ではこうやって寝かせて置くのが主流なんだね。やっぱり作曲家のABC順で並んでいるんだろうなあ。いや、曲名のABC順だったりして。ってそんなこたあないか。
いずれにしても、携帯の切り忘れには毎回注意しましょう、と、そういう結論に今日もなるのかなと思っています。
じゃ最後に楽譜付きでノキアワルツどうぞ。簡単なので私もすぐ弾けます。