お金。大切です。日本人は、とくくってしまうとそれは間違いでしょうが、でも多くの日本人は、お金に対してややナイーヴなところがあります。そして芸術家はなおさら、そういうところがあるのではないかなと思います。
芸術というと、それだけでなんだか高尚な気がして、ちょっとぐらいお金がなくたって文句は言わない、みたいな、武士道のような感覚がまだ生きているような気がするのは私だけでしょうか。芸術と商業主義は両立しないよ。なんて。
さあ、ここで暴露しちゃいましょうそんなのは・・・ただのやせ我慢、、、だあああ!!。本当はみなさん、お金がほしくってたまらないんですよ。・・・あ、言っちゃった。
お金がほしいけど、クラシック音楽をやっている多くの人のところには、なかなかお金が入ってこない、そうすると、ちょっとひねくれたりなんかして、商業主義はだめだ、とか言い始めるのではないでしょうか。あの(自分の背丈では届かないところにある)りんごはきっと酸っぱいに違いない、とか言って、お金を疎ましく「思うことにする」のです。そういう構造がまだあるように思います。
はっきりいいましょう。そういう構造、なくしたい。みんな子供の頃からものすごく練習をしてきたのです。であればその見返り、つまりお金がほしいのは当然です。そしてそれに値する才能があるのあれば、やはりプロとしてお金を貰わなければならない(才能がない場合は・・・残念ですが・・・・ガクガクブルブル)
・・・おっと、熱く語ってしまいましたが、何事かといいますと、昨日、いまねもねも舎が売っているチケットの、初めての入金がありました。STORESというサイトでチケットを売っていますが、その第一回目の支払いが昨日あったわけです。1万円にも満たない額でしたがね。テヘッ!
でも、これが出発点だなと思うと、やる気が出てきます。ありがたいことです。嬉しいことです。いや、演奏するのは私達ではないのですけれどもね・・・。私たちは、「理想を追い求めて現実を知らない存在」にはなりたくない、そしてもちろんその逆に、「現実世界ばかりを追い求めて、理想を知らない」ニヒリストにもなりたくない。
なので、引き続き販売の工夫を凝らします。みなさまご声援をお願い致します。