前にメシアンの「鳥のカタログ」を朝3:30から夜にかけてやる演奏会についてお知らせしましたが、その時の写真がどばっと出ました。
BBCのこのページをご覧ください。終わり。
終わってしまってはしょうがないのでもうちょっと書きます。文字だけだと分かりにくいので、BBCの上のサイトも見比べながら読んで下さい。それにしても素晴らしい企画ですよね。一日かけて鳥のカタログを聴くなんて。普通にコンサートホールでぶっつづけに聞かされるよりもはるかに貴重な体験ですよ。考えた人偉すぎ。
コンサート自体は4回に分かれていて、それぞれ場所も違えば聴き方も違っていたのです。
1回目は「夜明け」。小さなスタジオっぽいところ。客席はピアノではなく窓の方を向いている。ピアノも、ピアニストが窓の方を向くようにに置かれている。フルコンじゃなくて少し小さめのピアノ。たぶんスタインウェイのBとかそれぐらい。
2回目は「午後」。これはコンサートホール。ブリテンスタジオと書かれていますが多分一般的に言って小ホール的な場所。ピアノはヤマハの文字が見えます。ってかこの特徴的なフォルムはCF-Xですよ。会場のスネイプ・モルティングスにはCF-Xがあるのか!と軽く驚き。持ち込んだのかな?
ヤマハにとってはこれ結構名誉なことだと思うんですよ。メシアンのウルトラ繊細な音符を、エマールというウルトラ繊細なピアニストが弾いた、その楽器にヤマハが選ばれた、という点、ポイント高いっす。
3回目は「夕暮れ」。屋外です。ピアノの下に板のようなものが置かれているのは、妙な振動を防止するためとか、重さで床板をぶち抜かないためとかですかね。お客さんは芝の上に座って楽しそう。仮設スピーカー?が写っていますが、拡声したんですかね。響きが人工的になって変じゃなかったのかなとも思いますが、これはこれで面白いかも。楽器は1回目と同じやつかな?
4回目は「夜」。2回目と同じホールに見えますが(違うかも?)、椅子が取っ払われていて多分全面フラットに。そしてお客さんはこれヨガマットとか枕とかをしいて、寝転がって聴く、と。寝てた人もいるでしょうなあ。ピアノはCF-X。なぜかこの回だけ譜めくりの人が右に座っている怪。
以上。
うむ。一日がかりで「鳥のカタログ」を、日本でも誰かやりませんか!!コンサートホールでやるんじゃなくて、こういう自然にあふれた場所でぜひ!!