来年開催されるリーズ国際コンクールが若手育成?プロジェクト的な感じでラン・ランと提携したと知ったときにはちょっと驚きましたが、考えてみればラン・ランというのはけっこう正しい選択肢のような気もします。ラン・ランはかねてより若手の育成に力を注いでいますし、ラン・ランによってピアニストになりたい!と思う若い子も増えたのではないかと思いますし。ラン・ランの事を悪く言う人も多いですが、ラン・ランによってどれだけの人がクラシック音楽に顔を向けてくれたか、という事実から目を背けてはいけません。
リーズ国際コンクールを受けるかどうかはともかくとして、若い子に刺激をうけてもらうのも大切かなと思います。
リーズ・ピアノ音楽祭というのも2018年5月より毎年開催されることになったようです。
http://www.rhinegold.co.uk/international_piano/the-leeds-announces-annual-piano-festival/
リーズとロンドンで、同じように?コンサートを行うというもの。手始めにかどうか、来年はアレッシオ・バックス、ラルス・フォークト、キム・ソヌク、この三人が少なくとも、両都市でリサイタルを開催するようです。
それから上の提携プログラム的な感じで、ラン・ランが教える16歳未満のピアニスト3名もリサイタルを開催させてもらえるようです。なるほど。ラン・ランにとっても、リーズ国際にとってもメリットとなりうる野心的な内容。こうやって、次世代を育てて行こうという心意気は、いずれにせよ必要なことであり素晴らしいことであります。
日本でももっとこう、教育機関とコンクール、教育機関とコンサート、とかがうまくタッグを組んでいければいいんですが!
ていうか、コンクールが音楽祭を開催するというのはユニークでいいですね。事務局は大変ですけれど。人員の増強が必要ですね。