リーズ国際もいま絶賛開催中。ファイナルに進出した5名が発表になっています。残念ながら日本人は含まれていません。
その5名とファイナルの曲は以下の通り。
– Anna Geniushene Prokofiev – Concerto No.3 in C major Op.26
– Mario Häring Beethoven – Concerto No. 1 in C major Op. 15
– Aljoša Jurinić Mozart – Concerto in C minor K491
– Eric Lu Beethoven – Concerto No.4 in G minor Op.58
– Xinyuan Wang Schumann – Piano Concerto in A minor Op.54
いやあしかしみなさんの選曲いいっすねー。プロコの3番が一人しかいない。ヘリングなんてベートーヴェンの1番ですよ。素晴らしい選曲じゃないっすか。他の人達もいわゆる豪腕系のコンクールとかでは出てこないプログラミング。さすがリーズ、と言っていいのか。これは観客も演奏するオーケストラも楽しいでしょうね。
ファイナルは今週の14金曜、15土曜。日本時間の16日曜の早朝、結果がわかる。
さああなたはどれだけの名前がわかる?私が知っているのはまず一人目の女性。この人は確かルーカス・ゲニューシャスの奥さんですね。ものすごい美人だよ、と何人かの人から聞いていますが、コンクールは顔では・・・ない!(と思う)
次はマリオ・ヘリング、この人は日本人とのハーフですよね。日本にも何度も来日経験があります。アイ・インターナショナルという会社が招聘しているはず。なので、関係者はハラハラしておられることでしょう。
http://www.ai-international.co.jp/tours_index.html#Mario
ユリニッチ、この人は2015年、前回のショパン国際でファイナリストになっていますよね。結局上位入賞はのがしたけれど、その後どう成長したのかが気になる。
そしてエリック・ルーもショパン国際で活躍した人。前回のショパン国際第4位。この人はガラ・コンサート(芸術劇場)で聴かせていただきましたが線が細い感じがしましたが、それがむしろリリック系の多いような気がするリーズ国際には向いているのかもしれないという気がする(適当)。
最後のワンっていう人はすいません。知りません。
いよいよファイナル。皆さんに頑張ってほしい。
あとリーズのニュースで気になったのが、賞を授与するのがラン・ランであるという発表があったことと、そのラン・ランがなぜかファニー・ウォーターマン(リーズ国際の創設者で、前回のコンクールで引退している)と一緒に写真に写っていること。
ラン・ランに関する違和感は、普通賞を授与するのは審査委員長とかのはずなのに、いいのかなという点。そりゃラン・ランの知名度は相当ですけど、今は演奏活動にも不安があるし、そもそもリーズ国際とはそれほど接点があるわけではないし(プレイベントとかには参加していましたけど)、なにか違う、取ってつけた感があります。
有名人だから起用する、というのなら、いっそユジャ・ワンがやった方がずっと注目されるのにと思うのはもっと浅はかですか申し訳ありません。だいたいユジャ・ワンはいまのところ教育にあまり関心がなさそうだから、無理そうですね。
で、ファニー・ウォーターマンは引退しているのになんで堂々と公式ニュースに写っているのでしょう。リサーチしたところ、どうも公式には引退しているが、なんだかんだやっぱりコンクールに思い入れと未練があってどうしても出てきてしまうのア・タ・シ、という感じらしいです。新体制のメンツにしてみればうざったいしやりにくいと思いますけど、創設者だしご高齢だし、ま、いいか。いい、よね・・・多分。