キーシン作曲「トッカータ」動画(2分)

エフゲニー・キーシンは先に出た自伝で、最近また作曲をするようになってきた、という事を書いていました。そして実際、去年のヴェルヴィエ音楽祭では不思議な三重奏曲を発表。この三重奏曲については、評価がお世辞にも高いとは言えなかった。はっきり揶揄する人にも何名か出会いました。

しかしまあそういうなよ兄弟、キーシンはピアニストがメインの仕事であって作曲家ではないんだし、少しは大目に見てあげて。

というわけでキーシンは今年もヴェルヴィエ音楽祭で新曲を披露。いい感じですね。がんがん作曲して下さい。このたびはその名も「トッカータ」。わずか2分の通勤快速。以下動画へどうぞ。

なんというか、ジャズ調ですね・・・。でもリズムは重たいですね。たぶんやたら難しいからですかね。トッカータという曲のジャンル自体が、難しい曲であるケースが多いのですしね。

ちなみにトッカータというイタリア語の単語の意味ですが「オルガンやチェンバロの調子、調律を見るための試し弾きといった意味が由来である」-Wikipedia(「トッカータ」より)だそうです。

後半に半音階で上がっていってテンションを上げていくあたり無邪気さを感じます。・・・結論として(何の結論なのか)ちょっと恥ずかしいけど、普通に聞いて楽しい曲ですね。客席も盛り上がっています。キーシンもちょっと嬉しそう。

沸く客席&嬉しそうなキーシン含む、キーシンのこのリサイタルの全曲は、medici.TVにログインすれば11月6日まで無料で見られます:
http://www.medici.tv/en/concerts/evgeny-kissin-plays-beethoven-rachmaninov/

ジャズピアニストが弾くともっとリズムにキレが出て盛り上がるかな??さっそく誰か耳コピして楽譜にしてくれないかな??