ニューカマーっていうのは何歳までを指すのだろうか

新人、とかニューカマーという言い方をして、若いアーティストのデビューを効果的に宣伝するという方法はもちろん昔からあるわけです。

新しいものが大好きな人たちがそういうのに飛びついて、他の人は知らない、という密かな悦びにひたるわけです。マーケティングの用語ではアーリーアダプターという言い方をすることもある。ちょっと違うか。違わないか。

クラシック音楽の世界でも同様で、若い人を押し上げようとする時にニューカマーという言い方をする。

このたび、2018BBCミュージックマガジン・アワードというのが発表されたんですが(4月5日に発表)、ニューカマー賞を獲得したのは、ピアニストのジュリアン・ブロカル。

http://www.classical-music.com/news/winners-bbc-music-magazine-awards-2018-announced

ご存じですかジュリアン・ブロカル。知っているという人は相当なオタクだ。いや、言い方を変えるならアーリーアダプターだ。あなたは素晴らしい。先見の明がある方だ。

http://julienbrocal.com/

いや、この賞を受賞したからと言ってぐんぐん有名になっていくかというと、そうとも言い切れない、というのがまあ芸術の不思議というか、恐ろしいところと言うか、なんというか。

この人は、パルティトゥーラ・プロジェクトのメンバーなんですね。パルティトゥーラ・プロジェクトと言っても解る人にしか解らないのですが、ざっくり言うとピリスのあれです。ピリスが若手演奏家を支援するためにやっているやつです。

ところでニューカマーって何歳ぐらいまでを指すんでしょうか。このジュリアン・ブロカルって今年30歳なんですよね。30っていうとぎりぎりですかね。皆さんはどう思いますか。年齢に関わらず、どこかで華々しく?デビューしたらそれがニューカマーっていう感覚でOKなんでしょうか。そういう気もします。皆様はどう思いますか。

この人はピアニスト&コンポーザーということらしいので試しに少々きいてみましたが、弱音を大切にするタイプですかね(ごめん時間なくて3分ぐらいしか聞いてない。あとでちゃんと聞く)。