スタインウェイのプロモーション動画です。
イスラエル出身の人気ピアニスト、イノン・バルナタンがメンデルスゾーンのロンド・カプリチオ~ソを弾く動画。なぜ今「カプリチオーソ」が「カプリチオ~ソ」と変換されたのかは謎です。おしゃれだぜ。
工場ですからもちろん残響もほぼない状況ですので、弾くのは必要以上に気をつかうかもしれません。残響というのはある程度「アラ」を消してくれる有難い存在でもあるのですが、残響がないと言う事は裸の自分の演奏が明らかになるわけです。つぶがそろっていなかったりとか、一発でわかります。
そんな悪条件でもバルナタンは全力さ。最後のオクターブ交互連打もおらおら!って感じで飛ばしているぜ。
イノン・バルナタンを知っている、という人はまだ日本ではそれほど多くないかも知れませんが、アメリカではかなり有名になってきている、というのが私の理解です。ニューヨーク・フィルと3年間のアーティスト・イン・アソシエーション契約を結んでいて、NYフィルと協奏曲や室内楽で共演しているそうです。
本人サイト
http://www.inonbarnatan.com/
2014年アリサ・ワイラースタインのピアニストとして初?来日するはずでしたが(紀尾井ホール)公演がキャンセルになっています。その後、今年の1月に東京都交響楽団に出演しています。この時の指揮者がA.ギルバートでしたから、やはりNYフィルつながり。評判もよかったとか。また近々来日の可能性もあるかもしれませんね。
ところでロンド・カプリチオーソという曲はピアノを趣味でやっておられる皆様にもわりとポピュラーな曲なのではないかと思いますが、どうなんでしょう。メンデルスゾーンなら無言歌を少し弾いて、このロンド・カプリチオーソを練習して、その後厳格な変奏曲とか協奏曲へ、とかいうのがゴールデンルートでしょうかね(そんなものはない)。