ホロヴィッツが非常なだみ声だったことはファンの方ならずともご存知かと思います。知らない、という方も、インタビュー映像なんかをご覧いただければすぐおわかりになると思います。少なくともいい声ではない。たとえばこういう映像をご覧ください。
ね、たいへんなだみ声でしょう。かつ、アメリカに長い間住んでいたにもかかわらずなまりがひどくて、言っていることがあまり聞き取れんばい。でもインタビューしているアメリカ人?と奥さんはわかってるっぽいよね。
そういえば全然関係ない話を思い出しました。中国人女性と結婚したアメリカ人ピアニストの知り合いがいるのですが、その女性の英語もめちゃくちゃになまっていて聞き取りにくかった。むしろ半分もわからなかった。でもそのアメリカ人は、奥さんの言っていることが完璧にわかるようだった。
すごいなと思ってその時はなんとなくぼんやりと聞いていたのですが、実際どうなのでしょう。これは日本語でもそうなのでしょうか。ものすごい聞き取りにくい日本語を話す外国人の日本語を我々は理解できる(できている)のだろうか。同じく日本語を理解する外国人がその場にいたらその聞き取りにくい日本語を理解できるのだろうか?
話がずれました。今日はホロヴィッツが歌っている音源を皆さんにお聞きいただきたいと思いました。ええ!と思ったあなたのため音源を下に貼ります。
1976年に開催されたカーネギーホール85周年というコンサート。みんなでハレルヤコーラスを歌っているんだよ。しかも聴衆も一緒に歌っているから誰が誰だかわかりゃしない。出演者用のマイクも立っていないしね。期待させて申し訳ありませんでした。でもこれ、なかなか味のある写真じゃないですか。ホロヴィッツ一生懸命歌ってる。一緒に歌っているのはさて誰でしょう。左から右まで全員言えたら天才。答えは写真の下に書いてありますよ。
自分はホロヴィッツが歌っている音源を知っている、持っているなどという奇特な方がおられましたらぜひコンタクトフォームかなんかで教えてください。
よろしくお願い申し上げます。