ピアノの代わりにギターやハープで歌曲を歌ったり、ヴァイオリンの曲やなんかを演奏したり、という事は、それほどメジャーでないにしても、あります。
しかし、ショパンのソロ曲をハープでというのはあまり聞かないかもしれません。でもここにこうやって書いているということは、ふふん、ピアノ曲をハープで弾いた人がいるのだなと思った方、正解。
フランス人女性ハーピスト、コリーヌ=マリー・オルリアックという人がショパンのアルバムを出したそうです。
https://www.colinemarieorliac.com
探しましたところライブ音源もありました。エオリアンハープ(練習曲作品25-1)。まあザッツライトな選曲ですよね。これ。
もちろんピアノとは弾ける音も違うからアレンジしてありますけれど、実際きいてみてどう思いますか。この方の力量が不足しているのかそれともそもそも不可能なのか、ちょっと技術的に厳しいものがあるのかもと思ってしまいました。申し訳ありません。
別の人ですが、ショパンの遺作のノクターン(戦場のピアニストのやつ)を弾いている人の音源もありましたが、これもやっぱりなんとなくしっくりこないですね。ぎこちない感じが抜けない、というと怒られてしまいますでしょうか。
ハープでゴルドベルク変奏曲とかを演奏してしまったという、カトリン・フィンチという人もいました。ゴルドベルクはそれなりに形になっていたと思ったのですが、ショパンはやっぱりきついのかな。これはカトリン・フィンチのイタリア協奏曲。
では気を取り直して、エオリアンハープをゴドフスキが編曲したらどうなるか。ゴドフスキがやれば絶対にやりすぎになるんだけど、これもやりすぎ。頭の体操にはなりますよね間違いなく。
ホルヘ・ボレットでした。それでは良い週末を。