浜松国際ピアノアカデミー出身のピアニストたち

浜松国際というと、ピアノコンクールが有名ですが、ピアノアカデミーというのも毎年やっていて、そこは講習会がメインです。世界の有名な教授を数人呼んできて、集中的にレッスンを受けられる。来年で20週年。これはピアノのマニアの方ならよくご存知だと思うんですが、あまり一般的にはそこまで知られていないかもしれない。

でも一気にレッスンを受けられて、最後にミニ・コンクールもあって、勉学の場としてはなかなかおもしろいですよね。

来年も中村紘子は参加を予定

今日、中日新聞のニュースに、来年も中村紘子は参加する予定、と出ました。中村紘子はガンの治療のためつい最近も療養期間を延長すると発表があったばかり、その体調が心配されるわけですが、浜松アカデミーへの参加を一つの目標とする、ということなのでしょう。体調の回復を陰ながらお祈りいたしております。

それで、このアカデミーなのですけれども、ミニ・コンクールの入賞者リストがサイトに掲載されておりまして、それを見ますと、世界で活躍をしている、あるいは活躍を始めている人たちの名前が見受けられます。たとえば以下の人たちですね。

浜松国際ピアノアカデミー出身の若手著名ピアニストたち

■イゴール・レヴィット:ソニーよりCD多数。メジャーピアニストとして急上昇中。感じとしてはかなり神経質目の演奏です。
http://igor-levit.de/

■ベアトリーチェ・ラナ 前回のヴァン・クライバーン第2位。ヴァン・クライバーン上位入賞者だけあって、かなり弾ける。ウェブサイトが出来ていました。
http://www.beatriceranapiano.com/

■チョ・ソンジン ショパン国際第1位
https://www.facebook.com/seongjin.cho
ソン・ヨルム ヴァン・クライバーンとチャイコフスキー国際で第2位。チョ・ソンジンが出てきたので今後どうなるか?
http://www.yeoleumson.com/

■ヤン・リシエツキ:ドイツ・グラモフォンからCDリリース。実はカナダ人。
http://www.janlisiecki.com/

■ミハイル・リフィッツ:デッカからCDをリリース。飛ぶ鳥を落とす勢いのヴァイオリニスト、ヴィルデ・フラングとよく組んでいる。
http://www.michaillifits.com/

■アリス・紗良・オット:ただいま日本でフランクフルト放響と絶賛ツアー中
http://www.alicesaraott.com/

■河村尚子:日本を代表する若手ピアニストと言えばたぶん最初に名前が挙がる一人。
http://www.hisakokawamura.com/

■ウミ・ギャレット:アメリカ国籍のハーフ。天才少女と言われているが、どうなるでしょう。まだ15才。今後に期待。
http://www.umigarrett.com/

へー、あの人もそうなの、という名前がありますね。これだけの数の才能が出ているのですから、このアカデミーについて、もっとみんな注目しようぜ!(なぜか乱暴な口調)