ものすごく怪しいコンクール(のサイト)が登場しました。
その名前も、I INTERNATIONAL COMPETITION FOR YOUNG PIANISTS GRAND PIANO COMPETITION と言います。あえて訳すなら「若いピアニストのための国際コンクール、グランド・ピアノ・コンクール」でしょうか。長い。
しかしチェアマンはデニス・マツーエフですよ。ウェブサイトは現在「作成中」で、文字だけで作ったぺらぺらのサイトがとりあえず出来ています。
http://www.grandpianocompetition.com/
サイトを見てきましたがいろいろ突っ込みどころ満載でした。さすがロシア。おそロシア。こういうノリ、好きだなあ。
そもそもコンクールの名称自体が目を疑うような名前ですよね。グランド・ピアノ・コンクール?グランドピアノが貰えるのかな?・・・確証はもてないけど、サイトを見る限り、ヤマハのハイブリッド・グランドピアノ(AvantGrand)が貰えるような感じがしますね。
うん、そうだとすると、これは確かに実用的だ。狭い部屋に大きなグランドピアノをもらってしまっても困りますからね。
それにしてもこのサイト、急いで作ったんだろうなあ。ミスだらけですよ。一番上のタイトルもI International とか突如キリル文字も文中に現れたりなんかして、読んでてにやにやしちゃう。
しかもですよ、このコンクール、再来月やるんですよ(いや、だから急いで作ったんだろうな)。4月30日から5月5日まで。モスクワのどこかで。
どこかで・・・。だってサイトの上の方、Venue(会場)のところにもモスクワとしか書いてないんですよね。
・・・・と思ってちょっと調べたら出て来た。チャイコフスキー国際コンクールのサイトにも少し情報がありました。会場はモスクワ音楽院の大ホールとラフマニノフホールだそうです。しかも協奏曲はスヴェトラーノフのオーケストラでやるらしい。豪華だ。こんなしょぼしょぼのサイトでいいのか。本サイトの完成が待たれる!!
申込は3月20日までと、わずか1ヶ月もありません!!急げ!!参加者はビデオで審査。YouTubeに投稿してリンクを伝えればOK・・・これまじ?
こういうめちゃくちゃなのでも、最終的にはものすごい結果が待っているかも(超絶ピアニストが発見されるかも?)しれませんからね。それがロシアの恐ろしいところですかね。
このぺらぺらのサイト、いつまで見られるかわかりません。おそらく今一生懸命本サイトを作っているのでしょう。気になるあなた、参加を考えたいあなた今すぐサイトへ!(晴れてビデオ審査に通過すると、出演者と付き添い1名までの宿泊費交通費が出るらしいですよ、奥さん!!)