ねもねも舎、JTアートホールに打合せに行く

JTアートホールアフィニスに1月19日ローラン・カバッソ公演の打合せに行ってきました。JTアートホールは虎ノ門にある立派なJTビルの中、そこの2階にあります。

公式サイト(上画像がそうです)
http://www.jti.co.jp/knowledge/arthall/index.html

個人的にこのホールには数回行ったことがありますが利用するのはもちろん初めて。ねもねもしながら、あ、間違えた、どきどきしながら打合せに望んだのであります(われながら余りのわざとらしさに頭がクラクラしました)。

今、JTビルの裏は工事中でした。新しい虎ノ門病院が出来るとのことでした。楽屋の窓からよく見えたのですが、さらに向こう側の斜面にはこちらも建て替え中のホテルオークラ本館と、米国大使館がありました。いい眺めでありました。

ホールのご担当者のかたと少しだけ話をさせて頂いたのですが、いろいろやっていた主催公演は社の方針でやらなくなったとのこと。JTのサイトに主催公演のアーカイブがありますが、確かに2013年で終わっています。

そのせいなのかどうなのか、今回のチケット販売でちょっとだけ驚いた事があります。それは電話予約の際に、「JTアートホールってどこなの、どんなホールなの?」という質問を少なからずいただいている、という点です。

常識というのは単に自分の思い込みにすぎないし、時代によってどんどん変化するものだから、常識は常に「疑ってかからないといけない」と思っているのですが、JTアートホールはクラシック音楽ファンなら誰でも知ってるだろう、と思い込んでおりました。大きな間違いでした。これはいわゆる常識ではなかったのです。なにー。

JTアートホールは主に邦人アーティストの室内楽公演に熱心だった

どうしてなのか。考えられるのは以下の2点でしょうか。

(1)JTアートホールは室内楽を熱心にやってきたホールだから、ピアノ・リサイタルを聴く人たちは知らないのかなということ。

オペラも聴くし、オーケストラも、室内楽も、リサイタルも、という人は実は少ないです。作曲家はいろいろなジャンルの作品を書いていて、ショパンみたいにピアノにほぼ特化している人はごくごくまれなのですが。面白いことです。

(2)JTは日本人の主に邦人演奏家の公演ばかりをやっていたので、「外人狙い」のファン層は知らないのかもしれない。

海外アーティストばかり聴くという人たちがいますが、彼らにもリーチしていなかったのでしょう。クラシック音楽はヨーロッパ発祥で、アジア人演奏家は、多くはないですね。これからもっと増えていくはずですがまだまだ途上です。

ピアノ・ファンのみなさん、JTアートホールアフィニスをもっと知って下さい!いい場所にある、いいホールですよ!