ピアノ好きならどうしても見ておきたい動画がファツィオリのサイトにあるわけです。今日見たいのは支柱編です。
もう少しハイクオリティな動画ならなおのこと良かったのかもしれませんが、残念ながら企業秘密的な部分があきらかになってしまうのか、クオリティは低め。
そうは言っても、面白いことにはかわりはありません。支柱にはぶっとい木が何本も斜めに走っています。その木を組み合わせて作っているんですよ。ピアノは鉄など金属類も使われていますが、木がたくさん使われている楽器でもあります。上質な木を使うことで、なんともいえない美しい音になっているわけです。
しかし、木にあんなことやこんな事をする、っていうのは本当に大工さんの仕事ですよね。いやまったく。くぼみのジョイント部を作って、木槌?でとんとん叩きこんだり、万力のようなものでがっちりと固定したりして、ぴったりと合わせるさせるわけですよ。
で、ここでも糊(のり)ですね。のりがべったりべったりと連結部分に塗られるのは見ていて実に心持ちがいい。もちろん塗りまくった分、ニュルッとはみ出したりしてますけれど、はみ出した分はあとでしっかり削ればいいんですよ。
糊をけちったがゆえに、もし隙間とかがあいちゃったりなどしたら・・・むしろそっちのほうが音に問題がありそうにも思います。
だからファツィオリの人たち、糊だけはケチらないで下さいよ(とわかったような口をきいてみる)。