顔芸については様々な意見があります。あれがいいんだという人から、あれは耐えられないという人まで。あまり気にならない、という人も一定数はおられると思うのですが、どちらかというと(測ってみたことないですけれど)顔芸は気にならないという人よりも、気になる、やめてほしい、という客観的意見の人が多いんではないかと思うんですよ。
日本人は「恥じらい」の文化が今もなお息づいていますから(本当かな)、どちらかと言うと表情も控え目の方が好評を持って受けとめられるのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。ちょっと久しぶりにアンケートやってみましょうか。前回ホロヴィッツの言葉について投票をやってみたとき投票数が低かったので、またここで投票をやることにやや恥じらいとためらいを感じていますが、今回はさらなる皆様のご参加を期待して・・・お尋ねしてみることにいたします。
皆様の投票をお待ちしております。5人とかしか入れてくれなかったら泣きながらやけ酒を煽ることに致します。いまそう決めました。舎長もきっと一緒になって意識が遠のくまで飲んでくれるに違いない。舎長今夜よろしく。
でも顔芸についての意見は日本だけではなくて欧州でもいろいろあるみたいなんですよね。この記事とか読んでますと、適切で音楽的なジェスチャーは効果を高める、としつつ、特に最近の若いやつらは!とややシニカルに、行き過ぎて人工的なジェスチャーを批判している。最後にご丁寧に顔芸の動画までつけていて、音を切って見てご覧なさいとまで書いている。その動画というのはこれ。
http://www.interlude.hk/front/seeing-hearing/
ちなみにこの動画に出てくるのは
ヴェスタルド・シムクス
ローラ・アスタノヴァ
ギュルジン・オーネイ
ラン・ラン
アンドレイ・ガヴリーロフ
アントニオ・ポンパ=バルディ
デニス・マツーエフ
以上の7名。マニアックな人選ですな。
この動画を見てて思ったのは、ジェスチャーというのは、顔芸だけじゃないんだなということですね。身体も激しく動かすという身体芸というのもあるんだという事に気付かされました。
結論としてはつまり、こういうことです。顔芸=あまりにすごすぎると、ちょっと引いちゃう。身体芸=あまりに激しく動かされると、車酔いする。・・・車酔い?
思えを馳せるなら、ピアニストだけでなく、指揮者も顔芸や身体芸がすごいですね。いや、指揮者こそそういうのが必要なのかもしれませんけれども。