デュトワがアルゲリッチとの共演でコンサートの舞台に帰ってくるというニュースはお伝えしたとおりですが、無事に公演もおわり、アルゲリッチの怪我も大事にはならなかったようだ何より、と一安心したのでした。
そしてそのデュトワに衝撃的なニュース。サンクト・ペテルブルク・フィルの首席客演指揮者に就任する、今すぐに、という情報が回ってきたのであります。
あわててオーケストラのウェブサイトを確認しに行ったところ、確かにいますぐ就任と書いてある。実際に指揮するのは来年の5月末の事のようですが。
http://www.philharmonia.spb.ru/en/
最近デュトワってサンクトペテルブルグフィルを振っていたのでしょうかリサーチ関係はいつも適当のねもねも舎にはわかりません。でもロシアのオーケストラで何らかのタイトルを持っていた事はないと思うんですけど。
しかしこういう事を引き受けるとはさすがロシアだなという感じがします。というか、こういうのを引き受けるのはロシアとか中国とかなんじゃないですかやっぱり。不思議だ、とかそういう気分ではなく、なるほどそうきたか、そうだよなあ、という気分になるあたりが、さすがにロシアです。おそロシア。
セクハラとか言って欧米で干されている?ならロシアで振ってもらいましょう、ということなのでしょうか。それかマネージャーががんばったのかもね。その可能性もありますよね。
デュトワの指揮者として力量は誰もが認めるところですし(デュトワもう来なくていい、と悪口を言っているN響のメンバーもいましたが)、本人は振りたくてしょうがないでしょうから、めちゃくちゃ安く受けた可能性も十分にあります。だとしたらサンクトペテルブルグフィルはしてやったり、なのでしょうか。興行的にもうまくいくのか。
テミルカーノフもよく決断したと思いますよ。