ディアパソンという楽器をご存知の方・・・このサイトをお読みの皆様、そこそこおられると思います。このブログを書いている主もディアパソンを使っていたことがあります。ずっとカワイの傘下でやってきた小さな会社なのですが、それがいよいよカワイに吸収されてしまうかも、ということだそうです。ただしブランド名は存続させる予定。
なるほど。このニュースです。
中日新聞:河合楽器が合併検討
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20170126/CK2017012602000093.html
ディアパソン、そこそこ歴史ある楽器なんですけれど、現実的にだんだんつらくなってきたのでしょうね・・・。いや、しかしディアパソンには社員が4人しかいないというのも驚きました。4人で制作から販売までやっているのでしょうか。現実的にはカワイの傘下なんだからカワイが販売代理をしているのでしょうけれども。
そして売上高が1億5000万と書いてありましたが、ピアノ1台200万円平均だったとして(ディアパソンのピアノは一番安いグランドで168万円。アップライトでも一番安いのは75万と書いてありますが100万を超える楽器が多い。なので平均で200万ぐらいと仮にして)、かつ、楽器だけを売っていると計算して、年間75台前後しか売れていないということです。
ディアパソンのピアノ一覧:
http://www.diapason.co.jp/pro/
75台・・・。少ないですね・・・。
ピアノは今の時代、特に家庭には売れません。だれがどう考えても売れません。高いし、大きいし、重いし、うるさいし、冷たいし。
ピアノを買うぐらいなら電子ピアノを買うわよ、そういう人たちの声が聞こえてきそうだ。そうです。電子ピアノの性能は「最高だぜ!」というにはまだまだ遠いですが、精度を上げてきてきます。一般家庭で使用する分には全く問題ないレベルにまで到達していると思います。
アップライトピアノを買うんだったら現実的に考えて電子ピアノのほうがいいと思います。日本って、おうちも狭いし、日本人は音に敏感だし。電子ピアノですら「鍵盤のバタバタいう音がうるさい」と言われるこのご時世でございますから。アップライトよりたぶん絶対に電子ピアノ!でしょう。ピアノメーカーの皆様申し訳ありません!!
ところでピアノのメーカーって世の中どれ位存在しているかご存知ですか。知らないという方が多いでしょう。
ここに世界のピアノメーカー一覧をまとめているサイトがありましたのでご興味のある方はご覧ください。すごい数あるもんだなと。既につぶれてなくなっている会社も含みますし、ややがちゃがちゃしているサイトでちょっと読みにくいんですが、読むほどに面白いなと思いますよ。