ディアパソン・ドール年間賞の受賞者が発表ですよ発表ですよ

ディアパソン誌、フランスの音楽雑誌ですね。ディアパソンというピアノもあるけど、あれとは別物、だったと思う。

そのディアパソン誌が毎年録音の賞を出しているんですよね。正確には毎号、ディアパソン・ドール(金の音叉、という意味。いや、今調べて初めて知ったんですけど、ディアパソンって音叉なんですね。そうか音叉なんだ。知らなかった。勉強になった。そういえばディアパソン・ドールのエンブレム?みたいなのも音叉マーク・・・だぜ・・・。)というのを、優れた録音に対して出しているんですけど、年間で振り返ってみて、なかでも優れていたものについては特別に年間賞を差し上げているわけです。

優れているかどうかをどうやって判断しているのか、それがどれぐらいの意味があるのか、は、わかりません。ドイツのエコー賞は一番売れたやつ、という分かりやすい感じでやってますけどね。いや、売れたやつといったって今はストリーミングもあるしどうなって計算しているのかは解りませんね、結局。

そんな小難しい話は横においておいて、とりあえず今年の年間賞が発表になったんですよ。

http://www.diapasonmag.fr/actualites/a-la-une/decouvrez-le-palmares-des-diapason-d-or-de-l-annee-2016

その中からピアノに関係ある部分を引き抜いてみました。以下の通り。

> MUSIQUE DE CHAMBRE(室内楽)
BEETHOVEN : Sonates op. 47 « A Kreutzer », op. 23 et op. 12 no 2.
Lorenzo Gatto (violon), Julien Libeer (piano). Alpha (CD).

> MUSIQUE DE CHAMBRE(室内楽)
BRAHMS : Quatuors à cordes. Quintette avec piano.
Quatuor Belcea, Till Fellner (piano). Alpha (2 CD).

> CONCERTO(協奏曲)
MOZART : Concertos pour piano KV 413, 414 et 415.
Kristian Bezuidenhout (pianoforte), Freiburger Barockorchester, Gottfried von der Goltz. Harmonia Mundi (CD).

> PIANO(ピアノ)
CHOPIN : 24 Mazurkas.
Pavel Kolesnikov (piano). Hyperion (CD).

あ、話題の(全然話題でもないか)ティル・フェルナーも室内楽部門で受賞。協奏曲はベザイデンホウト(フォルテピアノですが)。

で、ピアノ・ソロはパヴェル・コレスニコフですね。カナダのコンクールで優勝した若手です。前に何かを聞いたときはあまりぴんとこなかったけど、この録音はとてもいいのでしょうかね。ショパンのマズルカ24曲だそうです。

こんど聴いてみよう。うん。でもハイペリオンだからネットでは聴けないね。ただしサンプルは聴けます。ここにあります