全国津々浦々、川下りがあります。船にのりどんぶらこどんぶらこ、川を下って行って、時々流れの早いところに行きますと、ゴーッ!と水しぶきを上げながらガコガコガコ!と岩にぶつかりながら通り過ぎ、小さな快感を重ねていく。
「キャー!」む、いま隣の女子大生に腕を掴まれました。恋の予感!!~それはお前の勝手な思い込みさ~。そういう遊びです。
個人的には一度だけ乗ったことがありますが、夏の暑い時期、水量が多くなくて、あまり快感にならなかった、と言う悲しい体験でした。ただひたすらに暑かった。周りを見回しても女子大生はおらず、ギャハハ!と笑う年増のおばさまばかり。諸行無常。無念である。
普段はなだらか、時々急流
そう、そういう個人的な思い出はどうでもよくて、急流下りを体験してみるのがこの変奏です。最小はゆっくり、スイスイと流れていく。しかしやがて、滝とまではいかないがミニミニ段差が近づいて来るわけです。
おっ、おっ、おっ・・・と思っている間に大きく船が揺れだしてガコガコガコ、ジャボンッ!
はー、セーフ。
それが4回繰り返されるのです。途中から少し流れの向きが変わりますけれど、まあ同じ川ですから、そこまで全然違う流れになるわけではありません。
周りはおばさまばかり、しょうがないから釣りでもするか、と思っても、途中こんなにガコガコ行くようじゃあ、うかうか釣ってもいられません。
第4変奏をお聴き下さい。ブレンデルです。
クリックすると第4変奏です。5分55秒ぐらいまで。