シリアスな話をすると、ここからこの変奏曲は第2の大きな塊に突入するらしいです。より音楽は抽象性を増していく、と。いや、十分最初っから抽象的じゃんよ、ベートーヴェン先生よ!バンバンバン!(ルートヴィヒの肩を勢いよく叩いた音)
しかしこの変奏は、宮廷の優雅なダンスのおもむきがあります。そうですか。
ここで個人的な話をさせてください。佳子様、ラブーーーーッ!!
思いの丈、赤坂の御用邸に、届きましたでしょうか。佳子様もきっと、ダンスをされると思うんだ。ヒップホップ部とかじゃなく、宮廷のダンスを(勝手な思い込み)。
そういうとき、バックに流されるのがこういうたぐいのしっとりとした、舞曲ですよ。三連符と二連符が時々交錯したりなんかして、もう、踊りを見守る人たちの目は「ク・ギ・ヅ・ケ」ですよ。目がハートですよ。
しかし踊っている人は、最初から最後まで慎重だ。そう、こういう時は聴衆を感動させないといけないのであって、踊る自分が感動してはいけないのだ・・・。
いつだって聴きましょう、ブレンデルの演奏。
クリックすると第11変奏。この動画の最後のところまでです。