初心者からのディアベリ15(第14変奏)ナルシストの独り言

ピアノの演奏を聴いていてではなく、「見ていて」不思議に思うことはなあに?という問いがあったら、たぶん上位に食い込んでくるのが「演奏中苦しげに顔をしかめるのはなぜ」というものでしょう。先程の投稿でもふれいている内容ですが。

人によっては全く顔の表情に変化がありませんが、ものすごく歪む人も、いるわけですね。R指定じゃないかと言われてもおかしくないほどの方もおられます。例えば今回ひたすら聴いているブレンデル。先ほどの投稿でも少々詳しく書かせていただきましたが、この人のお顔も、既に引退されてしまっているのでもう拝見することはできませんが、なかなか凄いことになります。ブレンデルの場合は、顔に地震が発生しているかのようにも見える・・・(ブレンデル先生大変申し訳ありません!!!)

その、演奏中の、顔の筋肉の動きなのですが、身体の使い方とミックスして見ておりますと、時としてナルシスティックに見えたりします。そういう方にぴったりなのがこの曲でしょう。

この曲は、ゆっくりとしたテンポで、細かな音が現れて繊細な動きをしますから、そういった細かな機微を「感じ取っていますよ」と、いうことを示す絶好のチャンスなんですよ。色男はつらいね。

じっくりと腰を据え、時間をかけて「慈しむように」ピアノを撫でる。ああ、私って、どうしてこんなに上手いんでしょう!!ロミオよ!!!ジュリエーーット!!彦星様!織姫ー!!(しつこい)

グレン・グールドがついにこの曲の録音を残さなかったのは残念です。

・・・というわけで第14変奏もご堪能下さい。長いです。

顔が崩落の危機、ブレンデルが弾いているディアベリ。

クリックすると第14変奏。5分47秒ぐらいまでです。