クラシック音楽のコンサートに休憩が必要かどうか、ということを考えたことがありますか。
映画ですと2時間とか長いものになると3時間、ぶっ通しで集中して観ることがあるのに対して、クラシック音楽のコンサートはだいたい45分ぐらいで休憩になり、後半も45分ぐらい演奏して終わりになる。これは本当に必要なことなのでしょうか。
スティーヴン・ハフという、日本では絶望的なまでに人気のない大物ピアニストがいますが、このひとが、休憩は必要なのか?と、あるインタビューで提起していました。以下リンク、お読み下さい。
https://psmag.com/social-justice/how-to-save-classical-music
休憩が必ず入るのは、単にこれまでそういうことになっていたから、という理由で休憩がないのではないかとハフは言っています。たとえば7時半にはじめ、休憩無しで9時に終わるというのもありではないかと。確かに歌手の場合は声を休める必要があるから休憩があるのは理解できるが、普通のコンサートには不要では?
さあ、上のように聞かれたらみなさんはどう考えますか。映画なら休憩なしで3時間いけても、コンサートは3時間ぶっとおしは長すぎていけない、というのは確かに変ですね。客席に座っているのは老人が多い、老人は長時間座っていられない、という人もいますが、そうでしょうかね。それは物事を変えたくない言い訳のようにも思えるんですよね。老人だって、映画館では2時間とか座っていられるでしょう。映画は視覚もあって飽きないから?そうかな?
休憩なしでもいいですよね。あとアンコールだってそう。アンコールもなくたっていいと思うのですが、アンコールしない、という人は少ない。どうしてか。もっと柔軟にいろいろと違うコンサートがあっていいと思うのですがね。7時半に始めるのではなく7時から9時まで休憩無しでコンサートというのもありではないかとおもいますよ。