衝撃!戦慄!ショパンの知られざる「写真」が発見

大きなニュースであります。ショパンの写真が発見されたそうです。

ショパンの写真はこれまで2つしか確認されていませんでしたので、3つめの写真ということになります。おおお、これは燃える!燃えないやつはピアノファンじゃいよ。顔洗って出直してこいよ!

これまで知られていた2つの写真は以下。いずれもwikipediaから拝借。

 

これらはいずれもダゲレオタイプという、銀盤写真と言われる手法で撮られたもので、左が1840-45年ぐらいの間に撮られたもの、画質が悪い。右が1847年(ショパンの死の2年ほどまえ)に撮影されたものだそうです。いずれも原版は失われているとのこと。

ショパンのファンならおそらく右の写真はご存知でしょう。この有名な写真と同じ人が撮ったそうです。ルイ=オーギュスト・ビッソンという人がパリで撮っている。

発見に関する詳しい事は例えばこのサイト(英語)に書かれています。

その内容をざっくりとした内容を訳すだけになりますけども、スイスのアラン・コーラーという物理学者でショパン愛好家?が、あるとき突然、音楽愛好家の個人宅の壁にかけてあった古い写真がショパンのものではないか、と思い至ったそうで、その人があらゆる方面に調査を依頼した結果、本物の可能性が極めて高い、まずまちがいなく本物、という結果になったそうです。

この写真家、ビッソンはポートレイトを撮影する際はしばしば2種類の写真を撮ったのだそうですが、この発見された写真も同様ではないか、とのこと。ビッソンのパリのスタジオで撮られたものだろうという結論。

問題の画像ですけれども(この投稿の一番上の写真がそうです、もっと大きい画像で見たい方はこちらへどうぞ)、いやはや、実に暗い表情!めちゃくちゃ暗いよ!!暗い暗いと言われてきた有名なあの一枚と比べてもさらにずっと暗い印象。ぶれているし。

ショパン自身は、自分が写真を撮られた事をどこにも書き残していない(手紙などでも一切触れていない)そうなのですが、弟子だったジェーン・スターリングがショパンのの姉ルドヴィカへ宛てた手紙の中で書いているそうです。「写真はどちらかというと見にくくて、彼(ショパン)にも彼女にも全然似ていない」だって。(・・・・彼女って誰?)