ショパン国際コンクール。朝起きたら結果発表直前でした。そうしてセレモニーが始まり無事に終了しました。
順位についてはあちこちで書かれていますが以下のとおりです。
第1位 チョ・ソンジン(韓国)
第2位 シャルル・リシャールアムラン(カナダ)
第3位 ケイト・リュウ(アメリカ)
第4位 エリック・ルー(アメリカ)
第5位 イック・トニー・ヤン(カナダ)
第6位 ドミトリー・シシュキン (ロシア)
昨日のブログでカナダ人が初めてファイナルに残った、しかも2人と書きましたが、その2人ともに順位がつきました。実にめでたいことです。おめでとうございます、と申し上げたい。我々がこっそりつぶやいても声は届きませんが、それでもおめでとう、と力強く申し上げたい。素晴らしいことです。
ところで今回優勝したチョ・ソンジンは韓国人。韓国人で優勝したのは彼が初めてですが、過去の入賞者をみても韓国人はイム・ドンヒョクとイム・ドンミンの二人だけしかいなかった。日本人の入賞数の多さに比べると、チョ・ソンジンを足しても3人ですからすごく少ない。
それだけ日本人のショパン好き、もしくはショパンコンクール好きが突出しているのかなとも思いました。試しにgoogleでchopin competitionでニュース検索してみると毎日新聞英語版がトップに出ることをみてもそうなのかも知れません(上はキャプチャ画像です。広告が・・・。この広告は私が最近チラシ印刷をラクスルに頼んだからです、きっと。右下の社長がなんとか、というのは思い当たるふしはありません。)。いや、単に私のページに毎日新聞がヒットするようになっているだけなのかも知れませんけど。寝ます。スヤスヤ。
起きました。それで、歴代の入賞者って国別にまとめるとどうなってるんだろうかと思い調べてみました。単なるファイナリストは含めず、順位のついたファイナリストだけに絞って数えたところ以下のとおりになりました。全17回分の入賞者国別リストは・・・こうだ!!(力が入りすぎ)
ソ連31人
ポーランド29人
日本 11人
フランス10人
ロシア9人
アメリカ8人
ハンガリー5人
中国 5人
韓国3人
イタリア3人
アルゼンチン2人
オーストリア2人
カナダ2人
ドイツ2人
ブラジル2人
イギリス1人
イラン1人
ブルガリア1人
ベトナム1人
ベルギー1人
*このリストは日本語wikipediaのショパン国際コンクールの項目を参照して作成
ソ連とポーランドが多いです。昔は公式な発表なんかもポーランド語とロシア語でしていたと、確か中村紘子さんの何かの本に書いてありましたがさすがにこの数は、お膝元ですからねといったところか。ソ連とロシアを足すと40人で、圧倒的な数字になります。
そしてその次に来るのが日本。ショパンのお父さんの母国でありショパンが生涯を終えるまで長い間住んだフランスよりも多い人数にややおどろき。
クラシック音楽大国であるドイツ人やオーストリア人の少なさにも驚き(なんとなくわからないではないですけれど)。
あとアジアからの入賞者はフー・ツォン(1955年第3位)とユンディを含む中国人5人、そしてベトナムから1人だけ。みなさんもご存知のあのお方です。
・・・このリストから何か益になる情報が得られるわけではないんですけれども、皆様なにかのご参考にしていただけますと幸いです。
何度も書くようで申し訳ないのですが、チョ・ソンジンはパリで現在ローラン・カバッソに習っています(カバッソもワルシャワに応援に行っていたようです)。カバッソはねもねも舎が来年1月に、日本に、呼びます。