誰がうまいこと言えと。ブレンデルの名言。

アルフレッド・ブレンデル。ブレンデルのシューベルト、いいですよね。ブレンデルのベートーヴェン、いいですよね。

なぜかイギリスに長く住み、英語で詩を書き、ピアニストとして引退したいまもなお、活発に活動を続けている20世紀の名手、ブレンデル。顔の表情とリストの演奏だけはいただけないが、名手だったことには間違いない。

ブレンデルを知らない方はとりあえずフィリップスの膨大な録音をあさることをおすすめします。そののち、自伝本もお読みください。訳は岡本和子。

そのブレンデルが言ったとされる、素晴らしい名言。いや、名言ではなく、単なるアナグラム(単語の中の文字を入れ替えて別の意味を持つ単語を作ること)・・・なんですがね。これがなかなかよく出来ているんですよ。誰がうまいこと言えと言ったのか、と言ってやりたい。本人の目の前でいってやりたい。本当のことを言うと、あの眼鏡でぎらっと睨まれようものなら、絶対に口がつって、何も言うことは出来ますまいと思うのですがね!!

というわけで、ブレンデルの名言:

“The word ‘listen’ contains the same letters as the word ‘silent’.” Alfred Brendel

「Listen(聴く)という単語に含まれるのは silent(静寂)という単語と全く同じ文字である」アルフレッド・ブレンデル

んもう、かっこよすぎてしびれちゃう。誰がうまいこと言えと言いましたか!!

皆さんもこれからはしたり顔で、この名言を他の人に言いふらしてやってください。みんなすごく感心すると思いますよ(本当か)。

http://www.azquotes.com/quote/550958