ベーゼンドルファーは、いまやヤマハの傘下にありますが、オーストリア、ウィーンが誇る名ピアノでした。今なお、かたくなにベーゼンドルファーを弾く演奏家もいます。曲によってベーゼンドルファーを選択する、という人もいます。
しかし日本のコンサートホールにあるピアノはほぼスタインウェイ一色。でなければヤマハがあって、その次は・・・カワイ?ベーゼンドルファー?調べてみないとわかりませんが、いずれにしてもその割合はかなり低いと思われます。スタインウェイ率は90%を越えているそうですから。
なもんで、そもそもベーゼンドルファーを弾いてみる機会があまりありませんが、なんということか、ねもねも舎の舎長からの情報によりますと、ルネこだいら(東京都小平市のホール)で、来年2月に弾けるというではありませんか!詳細は以下から。
http://www.runekodaira.jp/announce/28992.html
楽器は生き物。使っていないと状態は悪くなるのですが、それを防ぐための、弾いてくれるボランティア募集!ということなんだと思います。いいね!がたくさんついていますね。
さあ、ルネこだいらの近くにお住まいのみなさま!せっかくのチャンスですから、弾いてきてください。
ただし、対象が上級者以上とあるんですよね。お子様は駄目です。ツェルニー40番程度が弾けることということが、なんとなくの条件のようですから、ツェルニー40番をクリアした、もしくはクリアしそうな我こそはという方、ぜひどうぞ。
なに?ツェルニー40番が何の事か判らない?安心して下さい!あなたは初心者です、ご遠慮下さい。ツェルニー40番っていうのは、ツェルニーという人が書いた40曲ある練習曲なんですよ。ま、私や舎長クラスになりますと鼻歌まじりで弾けますがね(本当か)。
しかし、ツェルニー40番が弾けるというのは上級者なのでしょうか。まあ上級者という言葉の定義も難しいですね。そりゃあ40番をきちんと弾こうと思ったらそんなに簡単ではありません。しかしリストの練習曲や、ショパンの練習曲、そう、たとえば三度や六度が指示通りのテンポで弾ける、という人たちはどういうジャンルになるのでしょう。上級者よりも遙かに上になっちゃいますがプロ野球風に行けば「神ってる」級ですかね。もしくはそんな人いなさすぎで「過疎ってる」かもしれませんね。