バレンボイムがピアノを弾き、メータがウィーン・フィルを指揮する、そういう公演の画像を見ました。
先月末のリハーサル風景のものです。ご存知天才ピアニスト、バレンボイムは指揮者としても弩級の活躍をしていて、ピアニストとしても弩級の活動を展開している才能の持ち主です。ではお写真をどうぞ。
なんだかメータを差し置いて直接オーケストラと話をしているようにも見える写真が一枚ありますが、メータ大丈夫かな、気分を害してないかな、と、心臓が高鳴ってしまいました。メータ、笑ってはいるけれど。
酸いも甘いも噛み分けた一流の音楽家同士。仲良く談笑していますが、お互いがお互いをどういう風に感じているのか、忌憚のない意見を聞いてみたいところ。
メータはピアニストではなくコントラバス出身ですから、バレンボイムとは明らかに視点が違うと思うんです、そういう意味ではお互いに建設的な会話となるかもしれませんね。
バレンボイムについては「劣化版フルトヴェングラー」などと揶揄する方もおられるようですが、そういう人はぜひ本人に向かって同じことが言えるか、考えてから発言していただきたいと思います。いま一番凄い音楽家の一人であることに間違いはないかと思います。
全然関係ないですが、私の知人(日本人)は、メータと一度だけ会って話す機会があったそうですが、強い視線でじっと見つめられ、じーんと痺れて動けなくなったそうです。
弱っ!・・・と一瞬思いかけましたが、そういう事になるかもしれないよね、とすぐに思い直しました。自分が同じ立場だったらどうなるかな、と考えてみればわかる。きっと相当緊張するしアドレナリンもドッと出ますよね。ましてや初対面だったなら。