今年はシベリウス・イヤーだった
今年ははっきり言って「シベリウス」の年でした。生誕150週年。
東京オペラシティでシベリウス交響曲全曲を演奏があったり、サントリーホールにフィンランド放送交響楽団が来てシベリウスばかりを演奏して行ったりと、話題いろいろ。残念ながらピアノ曲には傑作がそれほど多くはないのですが、それなりにぼつぼつと採り上げられていたようです。
あとはピアノ好きならスクリャービンが没後100年でしたが、こちらはやはりそれほど盛り上がらず。作曲家としてそれほど一般に言って人気がないからでしょうね。そもそも神秘和音とか法悦とか、常人の理解を超えてしまっている(とち狂っている。)
番外編、というとファンの方には怒られそうですがシベリウスと同い年、生誕150年だったのがニールセン。この人の交響曲はどれもかっこいいですが、ピアノ曲にもいい曲があります。
今年の話はそれぐらいにして、来年ですが。そう、明日からついに始まる来年の話ですよ!!今日ならもう鬼も笑わないでしょう!!
2016年が記念年の作曲家
来年の記念すべき人たちは・・・・・残念ながらかなり渋目。ブラームス、とかショパン、とかそういう超知名度の作曲家はいません。
こことかに日本語でまとめられているので読んでみてくださいね。ピアノだとサティ、レーガー、グラナドス、ヒナステラぐらいですか。おっと、ヒナステラ!忘れちゃいけないね、ヒナステラ!アルゼンチンのいけている作曲家ですな。
聞くところによりますと、昨夜、池袋にて舎員Z君がピアノ・デュオ山口&伊賀夫妻とビール片手にピアノトークを繰り広げたらしいのですが「そういえば来年はヒナステラが生誕100年だ」という話になり、そうか!レーガーとグラナドスとかブゾーニ(生誕160年)に気を取られていたがヒナステラか!!!という事になって、よくわからないけれど、うおー!!と多いに盛りあがってたくさんビールのおかわりをしたのだそうです。お酒はほどほどにネ。
そう、ヒナステラといえばアルゼンチンの猛烈作曲家ですね。アルゲリッチの演奏などでもよく知られている。たとえばこれとか。アルゲリッチの演奏+楽譜です。
いやあ、この超ラテン・アメリカンな、ノリノリで爆発力のある音楽(そして演奏!)に我々凡人は絶句するのみですよ。来年ぜひ集中的に集中して聴きたいなりヒナステラ。念力集中・・・ピキピキドカーン!