アンスネスは、EMIからたくさんCDを出していましたが最近はSONYから出しています。ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲をリリースしていますが、その次のCDのリリース予定が発表になりました。シベリウスのピアノ曲だそうです。
アンスネスはこれまでにもグリーグやニールセンなど含む、北欧の作曲家でCDを出していたりしますが、シベリウスで出すのは初めてです。
シベリウスのピアノ曲って、はっきり言ってしまうと、地味なんですよね。でもきれいな曲もいっぱい。ニールセンと比べてどっちが地味かと言われれば・・・どっちも地味ですよと申したい。でもアンスネスのようなメジャーなピアニストが採り上げれば、少しはもうちょっと知られるようになるかな?ならないかな?
曲目など詳細はまだ発表されていないっぽいですが、アンスネスの公式サイトにある程度は載っています。もうすでに録音は今年のはじめに済んでいる。
全部で150曲以上あるシベリウスのピアノ曲、全部録音するとCD5枚組とかになるんですがアンスネスのものは多分1枚組でしょう。シベリウス自身による悲しきワルツのピアノ編曲版も入っているそうです。ほおお。いいですね。どんな響きになるのかが気になります。
ところでアンスネスはシベリウスを入れたプログラムで来シーズンリサイタルをするようです。プログラムは以下の通り。
Sibelius:
The Birch, Op. 75 No. 4
Impromptu, Op. 97 No. 5
Rondino II, Op. 68 No. 2
Der Hirt, Op. 58 No. 4
Romanze, Op. 24 No. 9
Widmann: Idyll and Abyss – Six Schubert Reminiscences for Piano
Schubert: Three Piano Pieces D. 946
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Beethoven: Piano Sonata No.17 in D minor, Op. 31/2 “The Tempest”
Chopin:
Nocturne in C minor Op. 48/ 1
Ballad No. 1 in G minor Op. 23
せっかくなのでもうちょっとシベリウスが入っていてもいいのかなと思いますが、やっぱりシベリウスだけ、というのはアンスネスでもしんどいですかね。あとこのプログラムにはヴィトマンが入っていますね。ヴィトマン大人気。いい曲書きますからね、ヴィトマン。