人工知能はどこまで人間に近づけるのか?(自動ピアノ演奏編)

A.I.DUETというものが先週とか?にグーグルからリリースされたんですが、いったいこれが何かというと、「ピアノの鍵盤を人間が適当にちゃらちゃらっと弾くと、それに呼応して人工知能(A.I.)が演奏を返してくれる」というものです。ただし音の高さと長さのみで、音量、アタックの強弱とかはないです。

A.I. Duet
https://aiexperiments.withgoogle.com/ai-duet

日本語でも解説されていたりするので、こことかご覧になってみていただければよろしいかと思いますが、そもそもが解説の必要がないぐらいシンプルな見た目をしているので、英語が出来ないからといって尻込みせず、一度触ってみてはいかがでしょう。

実際に鍵盤がパソコンに繋がっていればそれを使えばいいでしょうし、そうでなくともマウスでも試してみることができます。スマホでももちろん利用可能。

どうやって動いているのとかそういうことは、いちおう開発者が簡単に語っていますのでこの映像をそのままどうぞ。2分ぐらいの動画です。はい。

・・・ということだそうです。判りましたでしょうか。判ったような判らないような。

「将来なくなる職業」というのが折に触れて話題になります。単純作業とかもなくなるだろうし、車の運転も自動になる日が来るかも、とか言われているこのご時世。

少し古いですけど2014年11月の週刊現代の記事:
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925

そのうちにピアニストも将来なくなる職業の一つに入ってくるか、入ってこないか・・・?関わっている人間としては、まだ入ってこないでほしいかなとか思いますが、そのうち入ってくるのかもしれません。

ホロヴィッツと全く同じテンポ、強弱でAIが演奏すると人は感動するのか?人がホロヴィッツに感動するのはホロヴィッツという人の生きてきた歴史とかもあるから?大勢の人がホロヴィッツに感動している(ということを情報として知っている)から自分もなんか感動した気になっているだけ?・・・AIが人間に近づいているのと同様、人間もAIに近づいて行き、もしかすると感動という言葉はやがてなくなってしまう、のか・・・?(んなこたあ、ないか)

・・・なんつって哲学者のようにしっとりと考えながら、今日も一日お元気でお過ごし下さい!(適当なまとめ)