勝利のファンファーレをきこう。
楽譜が異常に長くて申し訳ありません。この曲、最後の方はやたらと長いんですよなんなんすかね。
それで真面目な話をしますと、ファンファーレがコロシアムに鳴り渡るわけです。勝利だ!勝利だ!とベートーヴェンが叫ぶわけです。
長い長い戦いの末に勝ち取った勝利だ。あまりのつらさに絶望しかけったことも一度や二度ではない。いや、事実何度も絶望した。どうして主題はあんなに間抜けなのかと、がっかりもした。トニックからドミナントへ、ドミナントからトニックへ、ってそれだけの主題かよ!(専門的過ぎて申し訳ありません)
それでも見捨てることなく最後まで支えてくれたファンの皆さんへ、堂々たる威厳を持って手を上げるベートーヴェンの顔は誇らしげだ。
まさかアルビノーニにノックアウト負けを食らうとは思わなかったし、絶望のハンカチで涙を拭くとは思わなかった。それでも、歯を食いしばってたちあがってきたからこそ、この勝利をものにできたのである。
ありがとうありがとう。紙吹雪が舞うダウンタウンを、オープンカーのベンツに乗って凱旋するぜ。ベンツ、好きだぜ、俺、こう見えてもドイツ人だからよ。
ブレンデル、お疲れ様です。あと少しです。
クリックすると第32変奏。10分24秒ぐらいまでです。