ショパンコンクール、ファイナリスト10名が選出

5年に一度のショパン国際ピアノコンクールがポーランドのワルシャワで開催されております。YouTubeでライブ中継もされていて、ご覧になっているファンの方も少なくないかもしれません。

さきほどファイナリスト10名が選出されました。

Mr Seong-Jin Cho (South Korea)
Mr Aljoša Jurinić (Croatia)
Ms Aimi Kobayashi (Japan)
Ms Kate Liu (United States)
Mr Eric Lu (United States)
Mr Szymon Nehring (Poland)
Mr Georgijs Osokins (Latvia)
Mr Charles Richard-Hamelin (Canada)
Mr Dmitry Shishkin (Russia)
Mr Yike (Tony) Yang (Canada)

公式サイトの発表ページはこちら。このうち7名がヤマハを選んでいるということは特筆すべきことでしょう。日本人として実に喜ばしいことです(そのほかの3名はスタインウェイ)。

スタインウェイは長年、ピアノ界の王者として君臨してきた楽器メーカーですが、近年はいろいろ苦労が絶えないようです。ニューヨークの本社はたびたび身売りしていますし。

ヤマハもぜひトヨタのような世界の王者たるメーカーになってほしいなと思うのは私だけでしょうか。いや、この状況を見る限り、スタインウェイとの王者争いに名乗りを上げるのは今後ヤマハの可能性が高いのではないかと思わせられます。

同じく公式ピアノとしてショパン国際コンクールに楽器を提供しているのはカワイ、ファツィオリでしたが(出演者はピアノをこの4舎、いや4社の中から1つを選択できるんです。多分本選では違う楽器を使う、とかそういう乗り換えも可能だったと思います。未確認ですが。)、彼らも頑張っているので今後どうなるかはわかりませんがヤマハが頭一つぐらい抜けているんではないでしょうか?異論もあるでしょうが。

「コンクール会場のスタインウェイがよくないからという消極的な理由でスタインウェイ以外を選ぶ人もいる」という悪口も聞いたこともありますが、ヤマハが気合いを入れて参加していることも間違いないでしょうし、世界最大の楽器メーカーであるヤマハに期待したいですね。もちろんスタインウェイもカワイもファツィオリもがんばれー。

ちなみに10人のうち3次予選でスタインウェイを弾いたのは以下3人
・チョ・ソンジン(韓国)
・シモン・ネーリング(ポーランド)
・小林愛実(日本)

・・・そして日本人で唯一ファイナルに残った小林愛実さんはスタインウェイを使っているというオチ。