世界のチケットシステムを検証する その1

ピアノが好きな皆様なら、コンサートへ行くでしょう。コンサートに行くなら・・・チケットを買うでしょう。

チケット購入は、あらゆるクラシック・ファンにとって、悩みの種です(そうでもないですか)。クラシック音楽のファンの人は、座席指定に非常にこだわります。ある特定の席が、音がいいからだ、とか、そういう理由です。

そういえば野球のチケットもけっこう座席指定できますね。でもそこまで何列何番にまで厳密にこだわって買っている人はいないでしょう。z座席指定はクラシック音楽特有の事象でしょう。みなさまなかなか厳しい意見をお持ちだったりします。あそこのホールは何列何番がいい、とかどこそこブロックは音が飛んでこないから駄目だ、とか、マニアックなトークが繰り広げられるようです。

ねもねも舎としましては、まあそこまできつぅ~く考えなくても、と思っているのですが(事実こんどのカバッソ公演は自由席ですし)、、、。

とにもかくにも、そういうわけですから、マニアな彼らは、発売と同時にインターネットにかじりつき、できる限りの「良席」を求めてクリック連打するのだそうです。

それにしても、世の中にはたくさんのチケット販売システムがありますけれど、クラシック音楽というジャンルがあまりメジャーではないからか、座席指定販売のシステムは、完成度高いなー、うまー、と思わせられるものがほとんどありません。

そのうえ、超高いらしい。

日本の事は知りませんが、アメリカで音楽事務所のマネージャーをしている友人に聞いた事があるのですが、チケットのシステムの導入費用は超高額らしいです。それはもう、とんでもなく、目が飛び出てすっこぬけるほど、高額なものらしいです。一億はすると思う、と言われて両目が飛び出てポロリと落ちました。手で受け止めなければなりませんでした。

例えば、と、いきなり例を出していいかどうか判りませんがニューヨークのカーネギーホール。それなりに見た目の美しいシステムを使用してる。

カーネギーホールのサイト 
http://www.carnegiehall.org/

しかしこのカーネギーホールのサイトでさえ、flashを使っている。つまりスマホでは座席指定購入ができません。スマホサイトでチケット購入ページに進むと、お化けみたいなおどろおどろしい表示になるんですよ。要注意です(怖い物見たさの方はどうぞ。怖いですよ)。

・・・今後のアップデートに期待したい。