今年の夏、ロック・ダンテロンで撮られたソコロフの新映像は必見!

日本では全然知られていないが、ヨーロッパでは神のように崇められるピアニスト、それがグリゴリー・ソコロフ。チャイコフスキー国際コンクールで優勝したのちの活躍ぶりはすさまじいが、日本には「絶対に」来ません。チーン。

なぜか?飛行機が嫌いだとか、前回の日本ツアーでいやな思い出があったとか諸説ありますが、正確なところは解りません。とりあえずここ最近あらゆる人のオファーを断り続けているらしいですね。らしいですというのは、あくまでも伝聞だからです。本人に直接会って話をしたわけではないからね・・・!

ある人は何度もマネージャーに打診したのだが結果はいずれもNO。「そんなにソコロフを聴きたいのならヨーロッパに来ればいいんじゃね?」と言われたとか。残念なことです。ヨーロッパではかなりの数の公演をやっていて、その公演を聴くためにヨーロッパ中を旅する熱烈なファンもいるのだとか!!

難しい人だという噂もあります。同じ年のヴェルヴィエ音楽祭に出演したある著名ピアニストから直接聞いたのですが、ピアニスト同士で仲良く話をしていてもソコロフだけはいつもいない、とか、みんなでディナーを、という時にも絶対に姿を現さない、などということでした。

その一面、フランクな表情も持ち合わせているようで、ものすごい笑顔で対応してもらった!神だ!!と絶叫している友人もいました。(ドイツでの公演の後、楽屋に行って話をさせてもらったらしいです)

録音にも厳しくほとんど出ていませんが、最近になってグラモフォンよりCDをリリース。そして今回、medici.tvで今年のロック・ダンテロン音楽祭でのライヴ映像がリリースされました。収録はブルーノ・モンサンジョン。ロシア語を操る謎のフランス人ヴァイオリニスト&映像作家であります!!

これは必見ですね。medici.tvは有料ですが、この映像を見るだけでも入会する価値があると思います。せこく試聴だけ、というのはダメですよ!だってソコロフですもん。