結局のところ最高のピアノ曲は何なのですか。

ちょっと古い記事でしたけど、クラシックFMのサイトに、ピアノのために書かれた最強の曲14曲というリストがありました。なるほど。なんで14なんかはよくわかりませんけれど、挙げられている名前を見ますと、そりゃそうかと思うようなものが並んでおります。

Beethoven – ‘Moonlight’ Sonata
Debussy – Clair de Lune
Chopin – Nocturne in E-flat Major (Op. 9, No. 2)
Schumann – Scenes from Childhood
J.S. Bach – The Well-Tempered Clavier
J.S. Bach – Goldberg Variations
Beethoven – Piano Concerto No.5 ‘Emperor’
Gershwin – Rhapsody in Blue
Liszt – Piano sonata in B minor
Mozart – Piano Concerto No. 20
Beethoven – Sonata Pathétique
Liszt – La Campanella
Mozart – Piano Sonata No.11 (including ‘Rondo alla Turca’)
Rachmaninov – Piano Concerto No.2 in C minor

https://www.classicfm.com/discover-music/instruments/piano/features/best-piano-pieces/

ご覧の通りピアノ独奏曲だけでなく協奏曲も含んでおりますが、おおむね「それは違うでしょ!」的なものは含まれておりませんね。敢えていうならバッハの平均律ですか。平均律っていう書き方は大雑把な気がしますね。何も知らずにほーそうか、知らないけど聞いてみよう、と思ってとりあえず1巻の1番から、って聞き始めたら途中で爆死、寝てしまうこと間違いなしであります。

平均律はハードルが高い。そりゃ歴史的な意義深さとかを考慮すると入っているべきなのかもしれませんが、この曲集は聞くだけでは難しすぎ、弾いてこそ意味があるように思います。弾いてみて、あるいは楽譜を勉強して、ああこうなってんのね、と思って快感を得て後に聞いてこそ、うおお最高だぜとなるのかもしれないが聞くだけっつうのはちょっときついような気がしますかね。自分の耳が悪いだけなのかもしれないけど。

同じ意味でゴルドベルクもハードル高めですがアリアが美しいのは誰しもが認めるところでありましょうから最初と最後がよければそれでよし、っていう感じでいけますでしょう(そうなのか)。

あとはリストのソナタが入っていることですかね。この曲もどちらかというとハードルが高いですよね。リストなら、もう一つ入っているラ・カンパネラに加えて愛の夢3番ぐらいが妥当のような気もしますでしょうかね。

長さが足りないって事ならリストはカットしてグリーグの抒情小曲集にしちゃうとかね。これなら楽しいし。

いやはや、こうやってああでもないこうでもないとうだうだ考えるのが結構楽しかったりするんですよね。病気でしょうかね。