キット・アームストロングがピアノに置く楽譜はMacBook Pro

iPadなどのタブレットを楽譜代わりにする人は増えてきているように思います。

私も、iPadを使う人に何度か出会ったことがあり、どうしてiPadなのか、iPadがフリーズしたらどうするのか、という事を聞いたことがあるのですが、いずれも「他人がめくるよりも危険は少ない」という返事でした。(iPadの場合、譜めくりは足元に置いたbluetoothのペダルで行います。もちろんワイヤレス。)

実は譜めくりの当たり外れは大きい

そう、譜めくりがへたっぴいだと、演奏する方は気が気ではないのです。ピアニストは今鳴らされている音よりもけっこう先の方を見ている。少なくとも1小節は先を見ているものですが、それをわかっていない人が譜めくりをすると、遅くてイライラしちゃう!!早くめくってくれよ!!ということになる。

それから、そろそろ楽譜が次のページに行きそうなのになかなか立ち上がってくれない人。こんな人に当たってもハラハラします。どこを自分が弾いているか、判ってくれているだろうか・・・・・まさか行方不明になっていないだろうか・・・・もしかして・・・まさか・・・・あああああああああああああぁぁぁぁあああ!!

というわけで今後ITに取って替わられる職業の一つが「譜めくり」ということになろうかと思いますが、しかしMacBook Proを使っている人のは初めて見たように思います。キット・アームストロング。共演はバイエルン放送交響楽団という超一流オーケストラ。MacBook使いたいんだけど、という申し出に対してどういうリアクションがオケ側からあったのか、もちょっと気になるところ。あんがいすんなり行ったのではないかとも思いますが。

しかし画面遠そう(&楽譜が小さいので見にくそう)ですが大丈夫なのでしょうか。ノートパソコンのキーボードがなんだか主張していて、不安を駆り立てられるのですが大丈夫でしょうか。もちろん大丈夫なのでしょうが。

写真はここでシェアされていますのでご覧下さい。MacBook Proが写っている写真は数枚あります。キット・アームストロングが見ている楽譜はピアノ2台版のものです(普通ピアニストはピアノ2台版の楽譜で練習します。オーケストラスコアを見て弾くのはとても忙しいですから)。

うーむ。見れば見るほど不安になるな・・。でも不安になる私はきっと古い人間なのでしょう。